【探偵チームKZ】KZの姫は知っている【アーヤ成り代わり】

#014 ページ15

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「ただいまぁ」

「お帰り。彩」



ご飯できてるわよ、とアーヤママ。
まぁ私のママなわけだけど……



「うん。いただきます!」

「手、洗った?」

「洗ったー!!」



夕食であるハンバーグにパクつく。
…小３のお腹、結構すぐ満腹になるんだよなぁ。気を付けよっと……



「どう?お勉強。お友達と仲良くできた?」

「うん!和臣くんに教えてもらったとこ、凄く分かりやすくてね!」

「そう。…次はクラスを上げられるかもね?」(ニコッ)

「うんっ!」



ママはにっこにこだ。さっすが、分かりやすいなぁ…(笑)
まぁでもいいかな。私の目的と、ひとまずは合致する。



「ね、ママ、お兄ちゃんは?」

「お兄ちゃんも勉強中。受験を控えているからね」

「……そっか」



カレンダーを見る。

高校受験間際の、お兄ちゃんこと悠樹くん。パッと見しかしてないけどイケメンでしたありがとうございます。
…でもツンツンだよね。別にいいけど。いざって時は協力してくれる、素敵なお兄ちゃんですし。



「……ごちそうさま!」



部屋に行くと、まず本を読む。

未来の”国語のエキスパート”として、語彙はめっちゃ大事だ。
アーヤ(原作)のお陰で、知ったものもだいぶあるけれど。




そうしたら、お風呂入って寝る。それだけ。
まずはこれを繰り返す毎日だ。
小６までは、ね。



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