今でも大好きだよ

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読モの総選挙で性格の悪い麻理子の過去がバラされたみたいで


KT達にとっては最高の出来だったらしく。


２AのEinは大変な事になっていた


溜息をつきながら教室に入ろうとした瞬間、


智美「なんじゃこりゃああああ！！！」


智美が自分のカバンを宙に投げたかと思いきや


カバンの中から貝殻のような物が沢山出てきた


芹澤「咲野、はよ」


遊沢「おぉ〜はよー」


A「おはよ、で？あれ何してんの？」


遊沢「さあ」


そういや遊澤、麻理子と別れたんだっけか


早いなぁ


芹澤「水田のカバンに何か入ってたんだと」


A「へえ〜」


智美のカバンから出てきたものを


宇佐美君が必死に集めて何かをしていた


芹澤「あ、咲野！後で数学見せてくれね？」


遊沢「またかよ(笑)」


A「違う誰かに見せて貰えばいいのに」


教室の中に入ると


私の机のすぐ近くに優がいたとは知らなくて


入った瞬間目が合ったけどすぐに反らして机の上にカバンを乗せた


芹澤「だってさ〜咲野のノートが一番見やすいんだよな〜」


A「そんなの知らないし」


芹澤「そんな冷たい事言うなよ〜


お礼はサーティワンのアイスでどうだ？」


A「私マ○クがいい」


遊沢「咲野がマ○クか〜」


A「あ、もちろん朝マ○クの方ね？


朝マ○ク以外はあんまり興味ない」


芹澤「それでいいなら全然いいぞ！」


A「もちろん一つのセットだけで満足するような私じゃないからね」


ニコッと笑って言うと


二人の顔から笑顔が消えたような気がした。


A「悩みがありすぎる時は四つのバーガーなんて普通だから」


遊沢「咲野怖い！それ男が食う量に近いぞ！！？」


A「だから言ったでしょ。


悩みがありすぎる時は四つは普通だって」


芹澤「よ……余裕だッ！


んじゃあ明後日な！明後日、朝行こうぜ！」


A「いいよ」


いつもみたいに「交渉成立」としてハイタッチをしようとした時、


それを邪魔するように優が私達の前を通って椅子に座った


遊沢「んだよ…」


A「……はい、交渉成立ね


ホームルーム始まるから戻って戻って」


二人が優と今にでも喧嘩を始めそうな雰囲気を出してるのが分かると


ハイタッチをして無理矢理二人を自分の机へと戻らせた

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