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「A…？」
A「！」
寝起きの優の声が聞こえると
急いで涙を拭いて優を見た
A「大丈夫？」
優「俺よりAだろ…！」
さっきは眠そうだったのに何かを思い出したらしく
片膝をベッドについて上から顔を覗き込んだ
優「痛む所はねえか？大丈夫か？」
A「…うん、大丈夫」
泣いていたことを知られるわけには行かなく
無理して笑うと逆に優には気付かれたらしく。
優「別れるって何」
両手で優しく頬を包み込んだ優が額をくっつける
A「…聞かれてたんだ、
さっき言った通りだよ…」
優「何で」
A「何でって…」
優「本当に俺のこと、嫌いなのか？」
A「っそんなわけ……ないよ…！
私のせいで…また優が傷つくのは嫌…」
優「お前のせいとか言ってねェーだろ」
A「だって…！」
優「俺は認めねえぞ
……父さんと、鬼塚に聞いた」
A「え…」
優「Aがアイツらに弱味を握られて、俺と別れたって事も。
俺、本当にAに嫌われたってずっと思ってた」
A「っ…そんなこと…あるわけないでしょ…」
優「もうぜってェー泣かせたりしない
嫌な思いもさせない……俺と、付き合ってくれませんか？」
私から離れた優がそう言うと
何度も頷いて優を抱きしめた
A「はい…！」
この日、私は何度も夢に見た優と仲直りをした
その日の朝、
優「今日休むのか？」
A「うんちょっと用事あってね、ごめんね」
優「いや…」
家の前まで優に送って貰うと
優は優で寂しそうな顔をしていた
優「じゃあ…行ってくる」
A「うん、行ってらっしゃい」
優「…」
三歩、歩いたかと思うと行き成り立ち止まり
クルッと回転してこっちに戻って来たかと思うと
チュッ
触れるだけのキスをすると
離れた優が嬉しそうに笑って歩き出した
ドアを開けた瞬間、
母「うわ〜玄関の前でイチャついてやがる〜」
仕事服のお母さんが仁王立ちしていた
A「おぉお母さん、おはよう」
母「なーにが"おぉお母さん、おはよう"よ！
あんた達がイチャイチャしてて出れなかったじゃない！」
A「お母さん怒ってると顔のシワが増えるよ」
母「それは嫌！」
頬をぐるぐる回すお母さん
A「はい、行ってらっしゃい」
母「行ってきま〜す」
お母さんも出かけたことで急いで支度をし、
Einで鬼塚に休むことを伝え、あゆなの家に向かった
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美紀 - GTO大好きで涼太君と亜嵐君と玲於君寄りのオール担当ですこの小説最高です (2018年3月22日 19時) (
レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
YUKA from E-girls - 優君大好きなので、この話し好きです！最新待ってます！ (2015年9月19日 22時) (レス) id: b38a67b47e (このIDを非表示/違反報告)
梨椿(プロフ) - トロンボーンさん» コメントありがとうございます、私のお母さんが薬局で売ってる痛み止めを飲んでいたのでてっきりそうなんだって思いました、変えます。 (2015年9月13日 18時) (レス) id: ecf7a6232a (このIDを非表示/違反報告)
トロンボーン - 17ページ目のとこ、妊婦に薬飲ませたらダメですよね。 (2015年9月13日 2時) (レス) id: d4fb6f69cb (このIDを非表示/違反報告)
玄樹LOVE - そうなんですか。早く読みたいです！！ (2015年9月6日 19時) (レス) id: 40cd051f9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨椿 | 作成日時：2015年7月27日 0時
