今でも大好きだよ

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学校へ来てもパソコン室へ直行することが多くなり


ここ三日はサイトを見張ってるのに動きは何もなかった


A「やっぱ何にもないのかな〜」


午前の授業を全部潰して監視してたってのに動きなし


相手はプロの奴らだし


やっぱ一週間や二週間ちょっとで動かないのかな〜


A「首いた…」


教室に戻ると人は少なかったけど


今朝から流行ってるらしいさつきのゲームをやってる人がほとんどだった


送信者は誰か分からないけど


『百合原さつきを処刑せよ』


っていうタイトルで一部の人達は殺人予告なんじゃない？とか騒いでたけど


真面目にどうでもいい


あゆなと優以外は興味ない


A「はぁぁあぁ〜…」


社本「やけに長い溜息だな、


俺にまで不幸を移すなよ」


A「喧しい、てかあゆなと葛城はどうしたの」


社本「一緒に居るんじゃないのか？


何処に居るのかは分からないけど」


A「あのクソ男、私のあゆなを取りやがって…」


社本「ははははは」


A「何がおかしい」


社本「葛城が言ってた。


"あゆなが俺と一緒にいると分かれば咲野がブツブツ言うんだろうな"って、当たってたな」


A「そりゃあね〜」


社本「本当あゆな好きだな」


A「大好きだよ」


そう言った瞬間、


机の上でスマホが振動した


社本「噂をすればってやつだな」


A『あゆな、どうした？』


あゆな『痛い…』


A『どこ？』


あゆな『裏の階段…』


A『すぐ行く』


スマホを握りしめたまま走り出すと


社本に呼ばれた気はしたけど


気にせず誰にもぶつからないように気を付けながら裏の階段へと向かった


A「あゆな！！」


五分も経たない内に裏の階段へと行くと


壁に頭を付けて痛そうにお腹をさするあゆながいた

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