2話 white ページ4
久々の休日。
疲れも溜まっていた私は眼が覚めると昼過ぎだった。
大食いの事件も会った為か家で大人しく…と言うのは出来ない。なら、どうしよう、と考えていた時思ったのだ。
”コーヒーが美味しいお店で静かに読書がしたい”
と。
私は急いで赤色のワンピースに着替えた。
私だってまだ19歳。お洒落だってしたい。が、仕事上化粧や服装に気を使う暇も無い。
そんなものより人の命の方が大事なのだから。でも休日の日ぐらいは綺麗に着飾りたい。
バッグに必要最低限のモノだけを詰め高めのヒールを履き部屋を出た。
お気に入りの喫茶店。
「あんていく」とうちはかなり近い。
歩いていける距離だ。近いしあのお店には年齢の近い友達が居る。だから、私の行きつけだ。
少し早足で歩きあんていくと書かれた看板の近くにある階段を登り扉を開ける。
すると、コーヒー特有の香ばしい香りが充満する。
董香「いらっしゃいませ。あ、(人1)…」
「董香ちゃん、久しぶりだね!」
久しぶりに会った董香ちゃんが窓側の席まで案内してくれる。
「コーヒーとサンドイッチお願い。」
そう注文すると董香ちゃんは一回店長の近くまで行き注文を伝えなにかを話してからこちらに帰ってきた。
董香「久しぶりだね。元気にしてた?ここいい?」
そう言いながら椅子を引く。後ろでは何故か茶髪の男の子が「で!?白髪の方!?青髪の方!?」
とか大騒ぎして、黒髪の男の子に怒られていた。
どうやら白髪と言うのは私らしい。
茶髪の子と目があったが逸らされてしまった。
”いいなぁ…私もああ言うの羨ましい…”
高校も大学にも通わずアカデミィーに通い一般勉強は家庭教師に教えて貰っていた私は友達が居ない。
まぁ…董香ちゃんとは仲良くさせて貰ってるけどね。
「うん。もちろん。でも、仕事は?」
董香「少し休んでいいって。」
その後は董香ちゃんと少し会話して、
運ばれてきたコーヒーとサンドイッチを食べて、
店長にコーヒーの淹れ方聞いて、
また董香ちゃんと話して、
久々の休日を楽しんだ。
「今日はありがとね!ご馳走様!」
董香「うん。また来てよ。待ってるから。」
「ありがとね!」
董香ちゃんはお店の下まで来てくれた。
私達は手を振り会い微笑んだ後、別れた。
そして、ある建物まで向かった。
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