第100話 俺達は血液らしい ページ5
夜「あ、茨木さん。それ持つよ、重いでしょ？」
『っ夜久さん…ありがとうございます』
夜「ん」
選手がアップをしている間にドリンクを作ってしまおうと思った私は水道に居た。
ドリンクを作り終わり、両手にボトルがたくさん入った籠を持って体育館へと向かっていると、前から夜久さんが走ってくる。
夜久さんはボトルが多く入った方の籠を持ってくれた。なんと優しい方だろうか。…惚れてまうやろ。
夜「茨木さん…」
『千尋でいいですよ。名字で呼ばれるの慣れてないですし…』
歩きながら夜久さんが話しかけてくる。
名字で呼ばれるのは、中学の事もあり、避けてきた。だから違和感がある。
夜「じゃあ千尋」
夜久さんは躊躇することなく名前を呼んでくれた。自分で言っておいてなんだが、初めて会った人に名前を呼ばれるのは少し照れくさかったりする。
夜「今日、
『い、いえ…』
夜「実はこのGW中けっこう大変でさー。1年とかベンチ組がサポートしてくれてたんだけど…」
『そうだったんですね』
夜「だから本当に助かる！改めて、今日はよろしくな！」ﾆｶｯ
『いえこちらこそ、よろしくお願いします』
夜久さんは眩しい笑顔で私に感謝の言葉を述べた。音駒のマネなんて、人が居ないからと言う理由でただなんとなくやろうと思っただけなのに、「頑張ろう」と思った。
マネージャーのやり甲斐は選手が頑張ってくれること。選手が活躍してくれること。そして選手に感謝されること。
前を歩く、自分より少し大きい背中を見て、気が引き締まった。
夜「にしても全身"赤色"だな…」
『地毛が赤ですからね…。ヘモグロビンにでもなった気分です』
黒「ヘモグロビンw
本当、
『嬉しいですが、丁重にお断りさせていただきます』
黒「だよなーw」
アップを終えた選手たちはコートへと向う。
私は先輩たちの会話に相槌を打ちながら、私も審判の為コート脇へ移動する。
黒「じゃ、行ってくるわ」
『頑張って下さいね』
黒「おぅ」
選手たちはコート中央で円陣を組む。
その様子を私は静かに見守っていた。
黒「俺達は血液だ
滞りなく流れろ
酸素を回せ
脳が
正常に働くために。
行くぞ！」
全「あス！！」
『音駒高校対烏野高校練習試合始めます！！』
音「しアス！！」
烏「しアース！！」
さぁ、
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りんねむ(プロフ) - 零さん» そんなことないです！更新しようと思ってます！ アニメも最終シーズン動き出したみたいですしね！！頑張って面白い話書いていきたいと思います！！ (2022年9月5日 0時) (
レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 凪さん» 返信遅れてごめんなさい！コメントありがとうございます！( *´꒳`*) また、更新していきたいと思います！ (2022年9月5日 0時) (レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - この話ってもう更新されない感じですか？😭この話春高までやって欲しいです。おもしろくて一気見しちゃいました。更新楽しみにしてます (2022年9月4日 19時) (レス) id: 3b18e7e712 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - とうとうシーズン4ですね おめでとうございます！ りんねむさんの小説、いつも楽しみにしてます。これからも無理のないよう頑張ってください (2020年7月19日 23時) (レス) id: 2e6c097ff9 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 鬼刀茜さん» 120話が"烏飼"になってました！先程"烏養"に訂正しました！御指摘ありがとうございます！m(_ _)m (2020年3月26日 13時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2020年1月11日 10時
