腐男子だって負けたくない！【ツイステ】

腐男子が二十七人 ページ29

エース「そういや、オレタルト買って帰らないとまたケイト先輩に追い出されるわけ？」


ケイト「そうだね〜。ハートの女王の法律第５３条でそう決まってるからさ。」



ハートの女王の法律ね

何条まであるんだろうか……



ケイト「あとリドルくんは特にホールケーキの最初の１ピースを食べるのを楽しみにしてるから

きっとホールじゃないと許してくれないよ。」


エース「仲良くしようとか言っといてそこは見逃してくんねーのかよ！」


ケイト「それはそれ、これはこれ。」



え〜ﾝ、リドルきゅん最初の１ピースが楽しみとかかわい〜！

ってかホールって結構値段しねぇか？

２０００か３０００位しないか？



デュース「しかし、タルトをホールでってだいぶ高くないか？」


エース「げー。オレそんな金持ってないんですけど。」



だよねぇ〜

高いもんね、タルト



ケイト「じゃあ作っちゃえば？あのタルトも全部トレイくんが作ったやつだし。」


「意外な特技エグ！」



女子もイチコロやん

合コンとかで「俺、スイーツ作りが趣味で……」とかさぁ、

絶対モテる！



エース「あのタルト、トレイ先輩が作ったの？すげー！売り物みたいでしたよ。」


トレイ「はは、ありがとうな。確かに器具や調味料なんかは一通り揃えてあるが……

タダで提供するわけにはいかないな。」


エース「えぇ〜！？金取るのかよ！」



そんなうまい話あるわけなかろうて！

フツーないだろ、得しかないじゃんね



トレイ「はは、後輩から金を巻き上げるわけないだろ。」



え、優し

トレイ先輩マジで優しいよな、他校に彼女とかいないの？

彼氏でもいいんだけどさ、けーちゃん先輩とかどうよ



トレイ「次にリドルが食べたがってたタルトを作るのに栗がたくさんいるんだ。集めてきてくれないか？」


エース「どっちにせよめんどっ。で、どれくらい栗が必要なんすか？」


トレイ「『なんでもない日』のパーティーで出すとすると……２〜３００個くらいかな。」



マジで！？



デュース・グリム「「そんなに！？」」


「量エグ……」



俺コイツらとつるむのやめよかな……

めんどくさすぎワロタ



トレイ「栗に熱を通して皮を剥いて裏ごしするところまで手伝ってもらおうか。」



嘘だろ

パスだわ、無理



グリム「オレ様、帰っていいか？」


デュース「僕も。」


「俺はパス〜。エースがんば！」


エース「薄情者！」



俺は帰ってグリムに飯を与えなけりゃいけんのだ！



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