持病持ちの少女は○○団を出て行きました

家出２２ ページ25

シンタローside








ドアが閉まって、カノと二人きりになった時。









あいつが俺に言ったんだ。









「・・・・全然楽しくないよね。むしろ辛い」









じゃあ、なんであんなこと言ったのか問いただしたら









「ここにいたらもっと傷つくから」








・









戻ってきてくれ。









そう思ってた自分がバカに思えた。









守りたい存在を近くに置いておくことも大事だけど、









そうすることで傷つくこともあるんだって。









あいつの方が、俺よりももっと救えたんじゃないか。









・



アヤノを。









おれだって全然楽しくなかったんだ。







耳をつんざくような悲鳴と、あいつらの楽しそうな声。







ヘッドフォンをした俺の耳にまで届いてくる。









エネは基本モモのスマホに行ってるから、暗い部屋で俺は一人だった。









でも、あいつは・・・・Aは独りだったんだよな。









「・・楽しくなんかなかった。助けたかった」









ユリがAを連れ戻してきた理由はわからない。









「でも、俺はなにも変わってなかった」








だからこそ、守りたいんだ。






これで最後だといった、キドの言葉は信じれない。








もう、なにもできないのは嫌なんだ。









＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾






最後の言葉、若干カネキの台詞っぽi((ゲフンゲフン




キャラの口調どっかいってる。

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