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第二十五話 後悔と憤り ページ36

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朝霧さんは俺らの学校の人なんで。というオーラを出して夏目を睨む二口に、こっちはもっと長い付き合いですが?と睨む夏目。



「おいおい、お前らも喧嘩するのか」


「すいませーん」



朝霧が声を出すと、二口に興味をなくしたように睨むのを辞める夏目。

二口はこちらにようやく気付いた茂庭に頭を叩かれて朝霧から離れた。



「そいつと人気子役君とどういう関係だ?」


鎌先の問いに朝霧は肩を竦める。


「中学の後輩。ま、いろいろあって二年と一年が険悪なんだよな」


「...さーせん」


「もっと心の籠った謝罪をしろよな。」



夏目の頭を優しく叩いて、朝霧は笑った。
そして顔を近づけて言う。


「...今度戻るときまでにはもう少し真面に話出来る様になってこいよ」


「...はい。わかりました。」



圧のある朝霧の言葉に必死に頷いて離れる夏目。


「...後悔は、してます。会うたびにめちゃくちゃに怒鳴っちゃうこと。でも、まだ怒ってます。簡単には許せない。あの人は、傷を負ったままだ。」




「そうだなぁ」

「でも、次会うときは俺らのお母さんが居るんで、多分止めてくれます。多分...」

「奈央は一番怒ったらやべえからな。」


「それで…みんなでバレーしましょう」

二人顔を見合わせて笑う。



「悪いな、及川。清...神楽坂は、時間までちょっとほっといてやってくれ。律儀な奴だから練習までには戻ってくる。」



「あ、うん。わかった。」

「じゃあ、次会うの楽しみにしてます。」

「おー。拓泣かせんなよ」


「もちろんですよ」


そういって夏目たち烏野はバスへ向かっていく。


「...なんか、いろいろ事情が絡んでんすか」

「まあね。」


「神楽坂のあんな怒ってるとこ初めて見たよ」

「夏目もな。」


「あいつらここじゃ猫かぶってるだけで結構腹黒。」



驚く二口や及川にそう返して、朝霧はいたずらが決まった子供の様に笑った。

第二十六話 さよならの時間→←第二十四話 再会と、それから



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シマエナガ - ぶりっ子と悪女とモブのヒロインがいる部活とかカオスでしかないから。【ハイキュー】もめっちゃ推してます!これからも頑張ってください!応援してます! (4月20日 21時) (レス) @page15 id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - めっちゃ面白いですね! 次の投稿待ってます! 執筆頑張ってください! (4月20日 21時) (レス) @page15 id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - とても面白いので、続きがきになります!更新の方をよろしくお願いします!頑張ってください。 (2022年7月27日 16時) (レス) id: ed83340cb6 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - 過去に何があったんだろう…。面白いので頑張ってください!! (2022年7月16日 19時) (レス) id: 8636a40c43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りぃ | 作成日時:2021年9月5日 22時

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