1話目 ページ1
「A、離婚しよ。」
貴『あなたは私のことが嫌い…？』
「嫌い…ではないと思う。けど、毎日まふくんまふくん、うるさい。ただそれだけ。」
貴『そっか。分かった。』
「うん。じゃあな。A、
((ガチャ
貴『…お父さん、行っちゃったね。』
「おかあしゃ、おとぉしゃ帰ってこない？」
貴『そうだね。ごめんね。ゆり。これからはお母さんと2人で過ごそうね。』
「わかぁった…。ゆり、がんばりゅ！」
_______ザァァァァァァ
貴『うわっ…さっきまで晴れてたのに酷い雨…！』
「雨…雨やぁ…。」
貴『嫌だね。よし！こんな時はてるてる坊主さん作っちゃおっか！』
「わぁい！」
……
「おかあしゃ、まふてる！まふてるちゅくろ！」
貴『もちろんだよ！ゆり〜w』
……
貴『よっしゃ！綺麗にできた！ゆりは？』
「できちゃ！」
貴『飾ろっか…！』
……
貴『〜♪』
「おかあしゃん！まふてる落ちちゃったぁぁ」
貴『マジかっ…ゆり、お母さん取りに行くね！』
「あいっ！！！」
？？？side
今日は晴れ。けど僕の心はどしゃ降りだった。
昨日、僕の大切な人とケンカしてしまった。理由は僕が作業中にかかってきた電話のせい。
……
「もしもしまふまふ〜」
『はい！なんですかっ…？！(怒)』
「…なんでそんな怒ってんだよ。」
『こっちが作業してる最中に電話なんてかけないでくださいよ！！！』
「いやいや理不尽過ぎるから。」
『はぁ…？！もういいです。そらるさんなんて帰って来ないでください…！』
「…はぁ…アンタが出てけば？俺は帰るから。」
『そうですか分かりましたよ…！出ていきます！』
……
僕とそらるさんは同居してる。なのに…帰れない。だから今日は街をブラブラしてるなうです。
ま「ふざけんなそらるぅ…。はぁ…」
_____ザァァァァァァ
？！大雨…。ヤバい。帰らな…そうだ。帰れないんだ。
生憎傘は持たずに出てきてしまった。
ま「コンビニ…行くか。」
____ﾎﾟﾄｯ
ん…？なんだこれ。
ま「まふ…てる？」
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作者名：坂田 彩 | 作成日時：2018年9月12日 16時
