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珍しい 芹香 ページ2

ちゅんちゅん、という可愛らしい雀の鳴き声と、着信メロディと同じにしておいた携帯のアラームの音に目を覚ました

体を起こすと窓のカーテンが少し開いていて、その隙間から白く透き通った光が差し込んでいた

時計を見ると、二本の針は六時十五分を指していた
今日は大学に行って三限だけ受けて帰る予定だったため、アラームは設定していなかったはずなのに

昨日の夜、間違えてセットしてしまったのだろうか
意図せず早起きをしてしまったことに苦い笑みを浮かべる


寝てる間にまた何かを忘れてしまったのだろう…
実際何を忘れたかすら分からないけれど、ほんの少しだけ、寂しくて穴の空いた気持ちになる

ふわぁ、と欠伸をひとつしてベッドからおり、部屋に常備しているミネラルウォーターをガラスのコップに注いで飲む
寝起きはいい方だ
それをすればすぐに目が覚める


それから洗面所で歯磨きをして、顔を洗う

クローゼットから服を適当に選ぶ
あまりオシャレには気を遣わないけれど、今日は少し気分がいいのでいつもと雰囲気の違う服を選んだ

パジャマから着替えて、髪を整えて、少しメイクをする
最後に左耳に3つ、右耳に5つピアスをつけて、身だしなみが完了した

もう一度時計に目をやると、七時前を指していた
水を飲むために使用した透明のガラスのコップを洗って、ベッドの枕側についている台に置かれたメモ帳を持って部屋を出た



あまり音を立てないようにそっとドアを閉める
当たり前と言えば当たり前だが、こんな早朝に施設の廊下を歩いているのは私しかいなかった

心のどこかで少し期待していた分、しんとした廊下を見たときの寂しさも大きかった


メモ帳を開いて、どうしようかと考える
ふと、一人の名前が目にとまり、この人の部屋に行くことに決めた
階段かエレベーターか少し迷って、階段を選ぶ
なるべく足音を抑えながら、素早くおりていった

一階について、その人の部屋に向かう
私と仲良くしてくれている人達の一人だ
起床時間が早いことを知ってメモしていたため、今の時間なら起きているだろう…と考えたのだ


コンコン、とドアをノックしてその名前を呼ぶ

「悠月さん、起きていらっしゃいますか…?」


しばらく待っても返事がなかった
もう一度同じことを繰り返すも、静かに時間が過ぎていくだけだった

珍しい、起きていないのかな
昨日お疲れだったのだろうか、と思考を巡らせながら、万が一のためにお部屋に入らせてもらうことにした

「…失礼しますね」

当直 灯里→←癖なのか…? 悠月



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ルミア(プロフ) - うらみんPC垢さん» 了解です! (2020年2月5日 11時) (レス) id: b02ed27f2a (このIDを非表示/違反報告)
うらみんPC垢(プロフ) - ルミアさん» 上限に達してしまったので、ページ追加が出来ないと思います。続編を作らないと続きが書けません。勝手に続編を出すのも莉愛さんに悪いので、許可を貰うor(莉愛さんが)続編を作るまで待った方が良いと思います。(長文失礼しました) (2020年2月4日 23時) (レス) id: 5500a8d715 (このIDを非表示/違反報告)
ルミア(プロフ) - あ、もう…急ぎすぎて…すみません、更新さしてもらっても大丈夫でしょうか? (2020年2月4日 23時) (レス) id: b02ed27f2a (このIDを非表示/違反報告)
ルミア(プロフ) - 蓮@雫3318さん» ああ…!!遅れましたぁ!! (2020年2月4日 23時) (レス) id: b02ed27f2a (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - 私の端末がバグっていたようです。更新致します。上限です。 (2020年2月3日 20時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:莉愛 x他13人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年1月21日 23時

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