当直 灯里 ページ3
目覚ましのアラームにしておいたクラッシックの音が耳元で鳴り響く。昨夜は間違えてイヤホンをしたまま寝てしまったらしい。
家だったら二度寝をするところ、ここは仮眠室だ。と自分にいい聞かせ、重い体を無理やり起こした。
とりあえず、デスクに行こうとリビングに向かうと、テーブルに突っ伏している悠月と困った様子の芹香ちゃんが見えた。
「どうしたの?芹香ちゃん。」
「灯里さん…!おはようございます。
悠月さんとお話がしたくて伺ったのですが、寝ているみたいで。このままだと風邪もひいちゃいますし、起こしてあげてもらっていいですか…?」
「あ、そうなの?少し待っててね。
悠月、仕事場来たんだからちゃんと起きて。」
そう言って悠月の方辺りを軽く叩く。
「っ…は、はい。どうしましたか?」
「芹香ちゃんが何か用があるみたいよ?」
と言い伝えれば洗面台に向かった。
少しばかりの化粧とくせっ毛を直し、慣れた手付きで髪の毛をお団子にした。
一通り自分の身支度を終えると、1度リビングに戻る。
芹香ちゃんと悠月が話しているのを見て、
「仍里の所行ってきます。」
と声をかける。
長くて少々孤独感を感じる長い廊下を進み、125号室で寝ているであろう実の妹の部屋に入る。
病室に入ればやはり寝ている妹。
妹の額に手を乗せ「私が絶対に直すから。」とぽつりと呟いて病室を出る。
仕事をしなくては!と自分を奮い立たせ、まだ、早朝の廊下を歩いていった。
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ルミア(プロフ) - うらみんPC垢さん» 了解です! (2020年2月5日 11時) (レス) id: b02ed27f2a (このIDを非表示/違反報告)
うらみんPC垢(プロフ) - ルミアさん» 上限に達してしまったので、ページ追加が出来ないと思います。続編を作らないと続きが書けません。勝手に続編を出すのも莉愛さんに悪いので、許可を貰うor(莉愛さんが)続編を作るまで待った方が良いと思います。(長文失礼しました) (2020年2月4日 23時) (レス) id: 5500a8d715 (このIDを非表示/違反報告)
ルミア(プロフ) - あ、もう…急ぎすぎて…すみません、更新さしてもらっても大丈夫でしょうか? (2020年2月4日 23時) (レス) id: b02ed27f2a (このIDを非表示/違反報告)
ルミア(プロフ) - 蓮@雫3318さん» ああ…!!遅れましたぁ!! (2020年2月4日 23時) (レス) id: b02ed27f2a (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - 私の端末がバグっていたようです。更新致します。上限です。 (2020年2月3日 20時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)
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