出会いの図書館は知っている

story 11 ページ16

”おい誰にぶつかってんだよ！“

そこにいたのはいかにもチャラい集団だった
わたしは謝って全力疾走しようとした矢先、二の腕を掴まれた

”よく見りゃあ、カトリアンじゃねぇか？それに美人だし“

”どうする？“

逃げようと思っても掴まれた手が強すぎて離すことができない

“やりがいあるけど、俺らそこまで暇じゃねぇんだよ。”

“ここまで美人となると懲らしめたくなりますね”

怖い。誰か助けて＿＿＿＿
助けを呼んでも周りには人の影すら見当たらない


蹴られて、投げられて、
痛い！そう思ったって何もできない
ただ泣いているだけで
触られたって、殴られたってもう＿＿＿＿＿


わたしには何もできない

”もうやめて....“

泣いて泣いて泣きじゃくって
彼らに頼んでもやめてはくれない

“おい、もうやめようぜ！”
集団の1人が声をあげた

“流石にやりすぎだって、”

みんなそう言って気が付いた時には誰もいなかった
おそらく意識を失っていたんだろう

”怖い...痛い...”

目を開けるともううっすらと夕焼けがかかっていた
大分経ったんだろう

わたしは傷だらけの脚を頑張って立ち上がらせた

“どうしよう....”

ここで家に帰ったら心配される
お母様もお父様も大変なことになるだろう

“ジイやに頼もう、”

ジイヤというのは私の専属執事
なんでも言えて、相談相手

“電話しよう..”

わたしはスマホを手にとってジイやに電話をした

“アヤお嬢様？珍しいですね”

“じいや、助けて”

“お嬢様？今どこに？“
わたしは一通り話を済ませじいやに迎えに来てもらった


”お嬢様、もう大丈夫です。今日はわたしの家に泊まりなさいな。妻もいるが、楽しいぞ。その怪我じゃバレてしまいますので奥様には何かと理由をつけておきます。“

やっぱじいやはいい人だ
温厚で、信頼が厚い

”ありがとう“
わたしはそういう以外に言葉が出てこなかった









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
少しシリアスになってしましたした。
今、オチを考えておちを考えているのですが..
皆さまは誰がいいですか？感想お願いします！

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