変わっている ５４ ページ8
久しぶりに夢を見た
私は気づくとどこだか知らない花畑にいる
花は個性豊かで一目見ただけで誰かを連想させるものばかりだった
例えば水色で花びらが長いものは日々樹渉、といったように
またある花は水色であるけれど花びらが丸まっていて深海奏汰を思わせるように
花々は私の周りに咲いていてまるで私を歓迎しているようだった
夢の中でも私はあいつらから歓迎されてるんだな・・・そんなことをしみじみ思った
私達から離れたところでも束になって咲いている花々があった
美しい金色の花を筆頭に
瑠璃色の縮れた花
黄色の花びらが小さい花
銀色の花びらが大きい花
私はそれが誰なのかがすぐに理解できた
私はそこへ行こうとした
でも花が行く手を阻む
『なんで・・・』
花が私の足に絡まりつく
私が座り込んだら私に覆いかぶさるように花が葉を広げる
邪魔されてる？
私があの花の近くに行くことを恐れている？
何で？
黄色い花は私に向かって微笑んでいるかのように花びらを揺らす
手を差し出すかのように葉を広げる
私はそれを掴みたいと思った
でもそれを邪魔する花たち
邪魔をすることによって黄色の花に茎を折られてしまった
銀色の花に葉をもぎ取られてしまった
瑠璃色の花のせいで花びらが落ちてしまった
無残な姿になっても尚、私に行かせないとばかりに立ち上がる
すると金色の花の茎がのびてツル状になる
そのツルは私の腰を巻いた
そしてそのまま持ちあげられる
『えっ、ちょっ！待って！！』
私はその時初めて自分の置かれている状況が危ないものだと実感した
すると赤い小さい花が私の足を掴んだ
その花は自分の茎を私の足に絡ませている
だから私が持ちあげられている最中、茎がプチプチと無残な音を立てている
その赤い花のことが私には誰だか分らなかった
でも一生懸命で・・・私には理解できなかった
どうして誰かのために命を投げ出しているんだろう
それも私のために
その花・・・その人にとって私はとても重要な存在だった？そう考えられなくもないけどありえない
赤い花のほかに、水色の花、ピンク色の花、黒色の花も私の足に絡まりついた
それでも金色の花のツルの力は強い
私はただされるがまま
なんにもできない
そんな私が嫌で
私が何かを言いかけた時
足に絡まりついた花達が微笑んでいるように静かに揺れて
散っていった
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ほたる - 伊達 光秀さん» あのように怒ってしまったという感じです。分かりにくくてすみません (2019年7月21日 21時) (
レス) id: 836cda0430 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - 伊達 光秀さん» 前提として夢主さんはご両親の事が好きではありません。お母さんは日々樹渉のようなにぎやかな人が夢主のような静かな人と仲良くなるなんてにわかにも信じがたいというような感じです。夢主さんは好きではないご両親に友達の事をとやかく言われたくないということで (2019年7月21日 21時) (レス) id: 836cda0430 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - 55の話、あれは夢主ちゃんが悪いわ。親に友達の事を知られて何がやなのかな？私の親は、私の友達の事知ってるよ。 (2019年7月19日 18時) (レス) id: f7e36ec018 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!!(プロフ) - ほたるさん» 読んでくださっていたとは...!!ありがとうございますぅう...(感動)続編楽しみなのでもう一周読み直して待ってます!!( (2019年4月13日 21時) (レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 朝凪世一!!さん» ありがとうございます！！嬉しいです！！続編も頑張ります！！（ツンデレ王子を甘やかしたい見てます超好きです.....） (2019年4月13日 21時) (レス) id: 5acfd935f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる x他1人 | 作成日時：2018年10月11日 19時
