変わっている ６１ ページ15
「ん〜別にそれ、お前に言わなくてもよくね？」
「なっ！？」
『朔間零、用があるなら聞くよ』
「話が早いじゃねーか、じゃあ行くぞ」
今は零をここから遠ざけることが第一だ
『何でクラスに来たの！』
「何か問題だったか？」
『問題大ありなんだけど！』
「そうだったか、それはすまないな」
『謝るくらいだったらしないで』
「で、話って言うのは〜〜」
放課後
クラスに行くのは怖かったのだが荷物を取りに行かなければいけない
放課後の誰もいない時間を狙って私は教室に行った
「待ってたよ、Aちゃん」
やっぱりいた、秋野宮が
「ねぇさ、英智くんと話しちゃダメって言わなかったっけ？」
「それになんなの？Aちゃんは皆の零様も自分のものにするの？」
「独り占めにしないでよ」
一方的な責め
まだなんにも言ってないのに
『・・・私は別に独り占めとかないから』
『もしかして、'うらやましいの？'』
私はこれを言おうかどうか悩んだ
言ったらどうなるかくらい分かってたし
言う自信すらなかった
でももう私は独りじゃないから
孤独じゃないから
ちゃんと彼女たちの目を見て言った
『羨ましいとか、何にもやってないあんたたちなんかに言われたくない！』
私は動かなかった
本当は逃げたくて逃げたくて仕方がなかったけど
これで逃げたらきっとなんにも変わらない
負け犬の遠吠えみたいだから
本当をいうと怖くて足が動かなかっただけかもしれない
でも
私はこの選択に悔いはない
私が選んだのだから
例え何があろうと
「ふざけんなッ！！」
殴られたとしても
「あんたがっ！あんたがっ！なんであたしじゃなくてあんたがっ！英智くんのそばにいるの！？」
罵声を浴びせられたとしても
「あたしがいくら頑張ってもたどり着けなかった場所にっ！どうしてあんたがっ！」
蹴られたとしても
「あたしを追い越すの？どうして？庶民は庶民らしくいれば良いのよ！貴族ぶって英智くんのそばにいるなんて！生意気なのよ、庶民の癖にっ！！」
あぁ、この感じ
久しぶりなこの感じ
私を虜にしたこの感じ
不幸のどん底に叩き落とされたようなこの感じは
私を離さんばかりと絡まりついて
嫌だった感触が次第に快感となり
中毒になり
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「ヒメーもうやばいんじゃない？」
「こいつ、全然動かないじゃん。死 んだんじゃね？」
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ほたる - 伊達 光秀さん» あのように怒ってしまったという感じです。分かりにくくてすみません (2019年7月21日 21時) (
レス) id: 836cda0430 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - 伊達 光秀さん» 前提として夢主さんはご両親の事が好きではありません。お母さんは日々樹渉のようなにぎやかな人が夢主のような静かな人と仲良くなるなんてにわかにも信じがたいというような感じです。夢主さんは好きではないご両親に友達の事をとやかく言われたくないということで (2019年7月21日 21時) (レス) id: 836cda0430 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - 55の話、あれは夢主ちゃんが悪いわ。親に友達の事を知られて何がやなのかな？私の親は、私の友達の事知ってるよ。 (2019年7月19日 18時) (レス) id: f7e36ec018 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!!(プロフ) - ほたるさん» 読んでくださっていたとは...!!ありがとうございますぅう...(感動)続編楽しみなのでもう一周読み直して待ってます!!( (2019年4月13日 21時) (レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 朝凪世一!!さん» ありがとうございます！！嬉しいです！！続編も頑張ります！！（ツンデレ王子を甘やかしたい見てます超好きです.....） (2019年4月13日 21時) (レス) id: 5acfd935f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる x他1人 | 作成日時：2018年10月11日 19時
