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71.ほんのり ページ12

とりあえず、このままにするわけにもいかないし、起こすことにした




夏休みで良かったね…

夏休みじゃなかったら、疲労が溜まったまま学校に行かなくちゃだよ?


私はいったん、髪を軽くまとめて洗顔シートで顔を拭いた後、鏡で変なところがないかチェックしてから、なずな君の肩を揺すり声をかける。


寝顔が見られてようが、起きたばっかりの顔はどうしてもみせられない。無理だ!



貴「なーずーなー君っ、おーきーてー!」





起こすために、なずな君を揺すったり、ポンポンと叩く




…あれ、起きない



貴「なずな君っ!朝だよー?」


さっきより、大きく肩を揺すってみたりするけど、少し眉をピクリと動かしただけで、起きる気配がない。

寝起き悪いんだな、なずな君疲れてるだろうけど、疲れてるからこそ自分のベッドで休んでもらいたい。


それにもし、私のベッドまでなずな君を運べたとしても私着替えられないし。


だから、ここで諦める訳にはいかない!



少し疲れてとめてた手を、再び肩において揺すろうとする



と…




『ん…』と少し吐息を漏らし、うっすら目をあけた

少し開いた瞼から見える赤い瞳は私を最初に映し、『A…?にゃんれここに?ありぇ…?』と首を傾げる

首を傾げただけでも可愛いなんて…ほんと、もう、可愛い。天使


…なんて言ったら怒られるので、口にはださないけど




そして、しばらく考え込んだ後に『あ!』と声をあげて、申し訳なさそうに眉をさげる


なずな「おれ、あのまま寝て…」



貴「帰ってきたばっかりで疲れてたんだもん、仕方ないよ」

『大丈夫、気にしてないよ』と言っても納得いかない顔をしてるなずな君の頭を撫でる


なずな「ん…で、でも…Aも疲れてたし…」

貴「それはなずな君もでしょ?気にしなーい、気にしなーい!」



そう言って笑って見せれば、少し驚いたように目を見開いて、しばらくするとふふっと目を細めてなずな君も笑う

なずな「…ごめんな、ありがとう。」


そうポツリと呟いたなずな君の顔は、ほんのり赤く染まって可愛かった。






…そういえば、頭撫でても今日は怒られないな?

本当にごめんなさい( ノ;_ _)ノ→←70.蜂蜜色の髪



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れるり(プロフ) - 脳内パラレルワールドさん» はい!最近イベント本当に出来てなくて…テストもイベントも一緒に頑張りましょう! (2018年2月5日 19時) (レス) id: 062464fcfd (このIDを非表示/違反報告)
脳内パラレルワールド(プロフ) - わかります。テスト嫌ですね…(イベ出来んし、ネット使えないし…)お互い頑張りましょう! (2018年1月29日 22時) (レス) id: 51b674cbb9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れるり | 作成日時:2018年1月3日 18時

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