″記憶の間″ ページ48
それから何分か、廊下を歩いていると。
突如として壁の様に聳える、襖があった。
蛇「此処が[記憶の間]…？」「はい」
想像とは違い、本当に部屋らしいが。
「…ちゃんと開くんでしょうか…？」
不安げに狂子？が呟く。
一見して、特に施錠されている様な雰囲気はしない。
だが油断出来ないのも確かだ。
恐る恐る、チアキが襖に手を掛けてみた。
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怖い。
嫌だ、来ないで、怖い、来るな。
何で私ばっかりこんな目に合うの。
私が悪いの？おかしいの？
来ないで
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其処は病室だった。
…この時…赤ん坊なのだろうか、小さな手が天井に向かって開いては閉じる。
「あぅ〜…」
ふと、隣から怒鳴り声が響き、赤ん坊はびくりと震える。
「どうして！？あの子は私の子供なのに！養子縁組ってどう言う事！？」
「そのままの意味よ、貴女に育児は任せられない。あの子は私達が立派に
育てますから安心なさい」
「嫌よ！あの子は私の[成功作]なの！姉さん達には勿体ないわ！」
「ッ、いい加減になさいッ！！！」
大声にまたびくり、と震えて壁に顔を向ける。
「貴女は子供の命を何だと思っているのッ！？あの子の前に、三人も産んで殺した貴女が！」
「他の子達は失敗しちゃったの、でもあの子は…」
「黙りなさい！…兎も角、彼女は荏時茄家が引き取るわ。
貴女は精神科病院に特別入院させます」
「どうして！？私達、家族でしょ！？」
「貴女みたいな命を何とも思わない異常者なんて、家族じゃないわ」
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ミ「………ぇ？なに、これ…」
サ「これ…赤ん坊の頃の記憶、だよな…？」
ゲ「…ヤバい感じがするな…」
蛇「………」
霧「………」
来「………」
「…？？？」
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みりん(プロフ) - 新しいキャラですね！これは描かねば！ (2020年11月5日 19時) (
レス) id: 782f4ed053 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - わぁ！ありがとうございます！是非じゃんじゃん使ってください！ (2020年10月28日 18時) (レス) id: 782f4ed053 (このIDを非表示/違反報告)
徒花(腐女子)(プロフ) - みりんさん» 今まで何故か躊躇してたんですが、これからはちゃんと出させて頂きます！名前も一緒で！素晴らしいイラストを描いて下さり本当に有難う御座います！ (2020年10月28日 18時) (レス) id: 77f9702d89 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 私の絵を使ってくれたんですか！？嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年10月28日 18時) (レス) id: 782f4ed053 (このIDを非表示/違反報告)
徒花(腐女子)(プロフ) - 嬉しいです！これからも励みになりますのでじゃんじゃん描いて下さい！ (2020年10月27日 18時) (レス) id: 77f9702d89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：徒花(腐女子) | 作成日時：2020年10月5日 17時
