#61 ○ごめんなさい、一番いいところを非公開にしてました... ページ38
美里side
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!
うちの地位が奪われるわけがない、嫌われるわけがない、
姫でなければいけない、奉られなければ、
王子達の側にいる者でなければ!
だって、うちは可愛いし頭良いしどじっ子でお茶目だし
まさに、プリンセスにならなければいけない存在なのにぃ!!!
美「...っはぁ、出よぉっと」
一人呟いて"まだ"綺麗な上履きで歩きトイレのドアを開ける
まだ綺麗な制服でまだ蔑まれていない目の中を歩く
でも、それが怖い
いつ汚くなるかもわからない。いつ蔑まれるかもわからない
でも、うちは姫だから王子が助けに来てくれるもんね
ガラッ
教室のドアを開けても白い目で見られてヒソヒソ言われるだけ
声をかけようとする人を目で制したり忠告したりするくらい
これでもまだ懲りようとしない人もいるが
『ねぇ。オハナシしない?屋上で』
...っ!お前のセイでうちのお城は消えたのに
佐香智久
お前のことはうちがぜったぁいに許さない
あいつの同じ方法でうちの地位を取り戻してやる
雅のためなら、いやAと同じ方法でAのためなら
やられてくれるよねぇ...?
美「もちろん良いよぉ!先行ってて!すぐ追い付くねぇ」
『ありがとう、待ってるよ』
といった瞬間に智久の回りに群がる心配、同情の円
五分後にはうちがその中心にたってあるであろう円
また、鳥肌がたってきたぁ
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屋上へ行くと王子達もみぃんな揃っていた
『来てくれてありがとう。じゃあ最後の答え合わせを始めようか』
そう言い終わると同時に一列にならぶ王子たち
『君が味方だと思っている人をこっち。敵だと思う人をあっちによせて』
もちろん、僕もね
と、にこやかに話す智久
美「んとねぇーうちわ皆味方だって信じてるよ!」
...とそうなるであろう結果を伝えると爆笑する智久
と、苦笑いする私の王子さま
『っあははははっ!!いいよ、ヒントを教えたげる!味方は三人より下。それだけ』
...敵が?いや、味方が少ないのは夢小説の定番。ここはうちが迷える王子さまを導いてあげないと!
美「味方はぁ、まふくんとそらるくんと天月君!」
当たり前でしょというように胸を張って答える
よせずに引っ張って胸を押し当てて色仕掛けをしようとする人みたい
皆苦笑いしかできず中には顔をしかめている人までいる
それを見て一言
『答え合わせの時間だよ』
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羚羊(プロフ) - 孤爪璃央さん» そう言っていただけると幸いです!更新頑張ります( *´^`*) (2019年1月11日 18時) (レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
羚羊(プロフ) - 青桜さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年1月11日 18時) (レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
羚羊(プロフ) - さやさん» ありがとう....占ツクがない間干からびてたよ..(´-`) (2019年1月11日 18時) (レス) id: 7095935947 (このIDを非表示/違反報告)
孤爪璃央(プロフ) - 雅ちゃんに愛を…_(:3 」∠)_とても面白い内容でした!更新待ってます!! (2019年1月5日 14時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
青桜 - とても面白かったです!更新待ってますね! (2019年1月5日 0時) (レス) id: d8571195d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羚羊 | 作成日時:2018年8月13日 0時