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天海の隠し事 ページ33

百田「ッ…天海、離せ!」
天海「それは、聞けないっすよ」

百田の右腕を掴んでいたのは、蘭太郎だった

天海「百田君、稀里を離してほしいっす」
百田「無理だな?一発殴らねーと気がすまねぇ!」
天海「離さないと…百田君が怪我することになるっすよ」
百田「あぁ?どういう意味だ?ッ……!?」

俺は、いつまでも胸ぐらを掴んでる百田の手首を捻り上げた
百田は痛さで顔を歪ませた
蘭太郎はため息をついて、百田の右腕を離した

百田「い、ッ……ッ…!」
天海「稀里は喧嘩慣れしてるんすよ?稀里、離してあげてっす」
稀里「チッ…蘭太郎に感謝しな?」

俺は、百田の手首を離した
蘭太郎をチラッと見ると、安堵した顔になった
俺は、百田に冷たい視線を送って食堂を出た

ー廊下ー

天海「稀里!」
稀里「蘭太郎…」
天海「さっきの、さすがに言い過ぎっすよ?」
稀里「俺は思ったことを言っただけだ」
天海「確かに、昨日のは稀里が正しかったっすよ?でも…」
稀里「あー、もう良いから…次からは、気をつける」

蘭太郎のお説教は長い
それに、マジギレするとかなり怖い
まぁ、そんなことより…

稀里「なぁ、蘭太郎」
天海「なんすか?」
稀里「お前、何か隠してるだろ?」
天海「…どうして、そう思うんすか?」
稀里「ガキの頃から一緒にいるんだ お前が何か隠してるのはすぐにわかった」
天海「………」
稀里「お前から言い出すのを待とうかと、思ったけど…言う気はないみてーだから聞くことにした」
天海「相変わらず、俺に対しては素直っすね…?」

蘭太郎は苦笑して、考え込んだ
たぶん、隠してることを言おうか迷ってるんだな
俺が蘭太郎をじーっと見ていると…

天海「…降参っすよ」
稀里「………」
天海「説明する前に、ちょっと行きたい所があるんす 付いてきてくれるっすか?」
稀里「あぁ…」

俺は蘭太郎に付いて行った
蘭太郎が向かった場所は……

ー図書室ー

稀里「図書室…?」
天海「この本棚の上を見て欲しいんす」
稀里「上…?」

蘭太郎が指差した本棚の上を見た
俺は、ある違和感に気付いた

稀里「何であの本棚の上だけ、本が積まれてねーんだ?」
天海「さすがっすね それと、本棚の前の床は何か引きずったような跡があるんす」

俺は、蘭太郎に言われて床を見た
確かに、薄っすらとだが…何か引きずったような跡があった

隠し扉→←仲良くする気ない



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ロア - 一瞬腐だと思ってしまった・・・・。 (2022年8月5日 19時) (レス) @page36 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - 猫好きさん» コメントありがとうございます!な、何が起きました!? (2018年12月9日 13時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - キスした瞬間→グハァΣ(゜Д゜) (2018年12月8日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜萌 | 作成日時:2018年7月10日 1時

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