諦め ページ24
稀里「………」
俺は自然と目を覚ました
目の前の光景を目にして…
あぁ…やっぱり、こうなってたか…
獄原「ま、また…ダメだったね」
百田「クソったれ…!」
白銀「さすがに…もう無理だよ…」
皆は、絶望したような顔つきになっていた…
だけど、1人だけ…
赤松「待ってよ 諦めちゃダメだって きっと次こそ…」
王馬「…いい加減にしてよ」
赤松の声を王馬が遮った
赤松「えっ?」
王馬「赤松ちゃんが諦めないのは自由だけど、それを押し付けるのは脅しみたいなものだよ?」
赤松「…お、脅し?」
王馬「無理だとわかってる状況で諦めちゃダメって言われてもしんどいだけなんだよ…諦める事も許されなくて、しかも、正論だから反論すらできない…そんなの…ほとんど拷問だよ?」
はぁ…だから、止めておけって言ったんだがな…?
絶対に、仲間割れが始まるって思ったんだよなぁ…
王馬「赤松ちゃんは『諦めない』って言葉で仲間を追い詰めてるんだよ!」
赤松「わ、私は…そんなつもりじゃ…」
茶柱「ちょっと!そこの男死は、勝手に何を言ってるんですかっ!」
王馬「か、勝手じゃないよ…俺以外にそう思ってる人だって…いるじゃん」
赤松「え…?」
稀里「王馬の言う通りだぜ…周りを見てみろよ?」
俺は立ち上がりながら、そう言い放った
赤松はいきなりの俺の発言に驚いていたが、周りを見始めた
赤松「み、みんな…?」
そこには…
真宮寺「僕はもう…壊れそうだヨ…この苦難に朽ちてしまいそうだ…」
キーボ「状況から冷静に判断する限り…諦めるしかないと思います」
白銀「うん…三井君でもゲームセットだと思う」
春川「最初から無理だってわかってたけど」
入間「ケッ、とんだ茶番だったな 俺様の時間と体力の無駄だったぜ」
夢野「…ウチを頼られても困るぞ 元気が出る魔法はMP不足で使えんのじゃ」
夜長「でも、誰も大怪我しなくて良かったー 神様のお陰だねー」
疲れ切って、諦めたような顔をしている
数名は赤松に冷ややかな視線を送ってるヤツもいた
獄原「ちょ、ちょっと待ってよ!みんな…諦めちゃダメだよっ!」
百田「テメーら!ここから出られなくてもいいのかよ!?」
王馬「別に無理しなくても…違う方法で出ればいいだけじゃない?」
王馬は、突然そんなことを言い始めた
違う方法って、まさか…
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ロア - 一瞬腐だと思ってしまった・・・・。 (2022年8月5日 19時) (レス) @page36 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
桜萌(プロフ) - 猫好きさん» コメントありがとうございます!な、何が起きました!? (2018年12月9日 13時) (レス) id: f1af627f61 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - キスした瞬間→グハァΣ(゜Д゜) (2018年12月8日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜萌 | 作成日時:2018年7月10日 1時