【ダンガンロンパV3】解剖したくねぇ…

星竜馬＆東条斬美 ページ11

？「次は、俺か？」
稀里「………」
？「無言か…まぁ、良い 俺には、超高校級なんて昔のことだしな」
稀里「どういう意味だ？」
星「超高校級のテニス選手と呼ばれた星竜馬は、もうどこにもいねー…俺は…そのなれの果てだ」

星竜馬…
あー、確か…

稀里「海外の大会でも優勝している将来有望なテニス選手が、マフィア組織を1人で壊滅させたんだったか？」
星「………」
稀里「特注の鋼鉄製テニスボールを使った殺人テニスで、次々とマフィア連中の頭を打ち抜いた」
星「フン、そこまで知っていたかよ…で、どうだ？自分の才能を人殺しに使うようなクズを目の当たりにした感想は？」
稀里「別に、なんとも思わねーよ…死体なんて、見慣れちまってるからよ？」
星「そうか…解剖医、だったな…」
稀里「だけど…テメーが殺した奴を、解剖したことがあるかもしれねーな？」

俺は冷たい目で星を見つめた
確かに、俺は死体を見慣れている…
だけど…見慣れていても、人を切るのは苦痛でもあんだよ

稀里「はぁ…嫌な気分になった」
星「それは、悪かったな…？」
稀里「別に…後、タバコなら本物を吸えよ？」

俺は内ポケットからタバコを取り出した

天海「なっ！持ってたんすか！？」
稀里「当たり前だ 今日は、まだ吸ってねーからさ？」
天海「吸っちゃダメだって、何回言えばわかるんすか！？」
稀里「仕方ねーだろ？ストレス発散」
天海「別な事で発散してほしいっす」

蘭太郎は俺からタバコを取り上げようとする
俺はそれを避けながら、1本くわえた
あ、星はいつの間にか離れていた

？「漆刀君、タバコは体に悪いわ それに、貴方は未成年でしょ？」
稀里「……誰だ？」
東条「失礼したわ 私は超高校級のメイド 東条斬美よ」
稀里「東条斬美…どっかで聞いたな…」

前にどっかで聞いたことがあるんだよな

東条「そんなことより、漆刀君 貴方は、未成年なんだからタバコは止めた方が良いわ」
稀里「あー、無理 タバコと酒は、止められねーから」
東条「飲酒までしているの？」
天海「何回言っても止めないんすから」
稀里「ストレスが溜まると止められねーんだよ」

この解剖医という才能が知られてから…
いろいろと、面倒なことが起きまくったからな…

獄原ゴン太＆夜長アンジー→←茶柱転子＆夢野秘密子＆真宮寺是清

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す