少女は奪われるようです【un:c】Part2

48話 ページ5

貴方「(un:cさんがかっこよすぎて死にそうなんですが助けてください)」


今un:cさんが『デリヘル呼んだら君が来た』っていう曲を歌ってくれた。


デリヘルってなんだろう…


その後、歌うコツとか教えてくれてるけど、全然頭に入んないくらいかっこよく見えて。


いやっちゃんと聞かなきゃ！！


un:c「じゃあAちゃん試しに歌ってみよう！」


貴方「へっ！？」


un:c「僕も聴きたいし♪じゃあ、まず自由に歌ってみよう！僕をお客さんだと思って！」


曲どうする？と聞かれて、何にしようかと悩む私。


………今の気持ちは。


un:cさんに私の歌声が届きますように。


貴方「ハッピーシンセサイザ、でいいですか？」


un:c「うん！いいじゃん！じゃ、流すよ！」


流れる、シンセサイザの音。


よし、初歌。


いきますっ


・ 数
・ 分
・ 後


un:cさんが口を開けて目を見開いている。


un:c「えっ…」


貴方「あのー…」


un:c「えぇぇぇぇぇぇぇぇっ！！！」


貴方「えぇぇっ！？」


何かまずいことしたかな…！？


う、歌が下手すぎるとかっ！？


そ、そんなの知ってるのにun:cさん酷い！！


un:c「う、上手いよ！！歌すごかった！！結構高音な曲なのに音程全くブレてないし、声量もあるし、さすが歌詞太郎さんの妹！って感じ！抑揚もあったし！歌詞太郎さんより上手いかも！プロの声聴いてるみたいだった！！」


貴方「えっ、えぇぇぇ…//」


そんな誉められたことないから超嬉しい…！！


貴方「あっ、ありがとうございますっ！！」


un:c「うんうん！じゃあ皆にも聴いてもらう！？ハピシン！」


と行ってドアの方に向かうun:cさん。


貴方「まっ、待って！！」


気付けば呼び止めていた。


un:c「どーしたの？」


貴方「こっ、この曲は…un:cさんだけに聴いてほしくて歌ったんです…！」



は、恥ずかしい…


けど、本当に本当だから。


君の胸の奥まで届くようなメロディを奏でたいから。


un:c「…//っよく分かんないけど、分かった！じゃあ、僕と一緒に何か歌って終わろうか！」


貴方「はいっ」


と言って『再教育』を歌った。


あとで皆に歌い手になること言うの楽しみだなぁ…*

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