ダイダイ ページ31
ジャーファルside
「全く……この忙しい時にシンは………はぁ〜〜」
シンのサボり癖のせいで悩まされ、羽根ペンを握る手についつい力が入ってしまう。
部下達の心配する目が少々気になりますが、今は目の前の書類に集中せね……
『ジャーファルさ〜〜ん!!!!』
「なんでしょうかAさん!」
書類?そんな事よりAさんが執務室に訪ねてこられた事の方が重大です。部下達の驚きようなど気にしません。
ノックをせずに私を呼ぶとは……手が塞がっているのでしょうか?
『ジャーファルさんごめんね?お仕事忙しいのに大声で……』
「いえ、今開けますね」
ガチャッと開けると、服を引っ張られ、廊下に出されてしまった。
「Aさ……一体どうしたんですか!!??」
『懐かれてしまった』
Aさんの胸に頭を預け、スヤスヤと眠るどこかで見た顔の子供。
「その子供どうしたんです?」
『中庭にいたから、声かけてみたら抱っこ迫られて……どうしたものかと思ってたらジャーファルさんならなんとかなるかなぁと思いついた。
で、連れてきてる間に寝てしまった』
言葉を聞く限りは困っているようですが、なんだか少しAさんの表情が緩い。
「とりあえず、Aさん」
『なぁに?』
子供の寝顔を見て頰を緩めていた彼女に、言いたくないが、言わなければ後悔すると思い、その子供の頰を引っ張った。
「この子はシンですよ。なので降ろすことをオススメします。というか降ろしなさい」
『へっ………………?』
「うわっ⁉」
絶望的だったのか、腕の力をスルリと抜いた彼女から、紫の髪の子供───シン が床に落ちた。
なんだなんだとキョロキョロするシンの前に立ち、目線を合わせる。
「シン?後でAさんに怒られますよ?」
未だ呆然と立ち尽くす彼女に一瞬目を向け、シンに注意する。
「何を言っているんですお兄さん?」
『「はっ⁉」』
ラッキーアイテム
ヘアバンド
ラッキーカラー
翠!
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sunijy(プロフ) - 竜泉さん» 「私のファンでいてくれる方がいるとは光栄です!応援ありがとうございます。貴女ちゃんとごはん食べてますか?睡眠はとれてますか?」続編の方も出ておりますので宜しければご閲覧下さいねby作者。これからもよろしくお願いします (2017年6月26日 5時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
竜泉(プロフ) - まだ途中ですが、コメント失礼致します。 “カクテルフルーツ”まで読みました。 どんどん明るく変わっていく夢主ちゃんがとても可愛らしいです、私もジャーファルさん大好きなので、見ていて楽しいです。 更新頑張ってください、応援してます! (2017年6月26日 1時) (レス) id: 388cb5bae8 (このIDを非表示/違反報告)
sunijy(プロフ) - ランさん» オレを好いてくれて感謝する。そうだ!オレこないだ武官になってこんど任務に行くんだとさ!この作品と共に応援頼む!では、また会おう…… (2017年4月6日 9時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
sunijy(プロフ) - 紫陽花さん» シリアスになるかもしれないし、ならないかもしれないな。なんせこの駄作者が書くんだし!まぁ頑張ってはみる。応援ありがとな (2017年4月6日 9時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - コメント失礼します。1番ってシリアスになるんでしょうか?だったら個人的には1番がいいです。それと自分はクレアが好きです。これから頑張ってください! (2017年4月5日 23時) (レス) id: 248dd46236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sunijy | 作成日時:2017年2月11日 13時