タイマンゴー ページ23
「とりあえずドラコーン殿に会ってみたらどうでしょう？」
ジャーファルさんは出口を指差す。
「ジャーファル、お前も行ってやれ。案内したとは言え、まだ迷う可能性はゼロじゃないだろ？」
「で、ですが私はまだ仕事……」
「ジャーファルちょっと来い」
『？』
耳を貸すように言われたジャーファルさんは王サマに耳を傾ける。するとみるみるうちに赤くなって行くジャーファルさんの頬。
一体なんの話を………
数回言葉を交わすと、疑うような視線を王サマに向けて、こちらに近付いてきた。
『？一体何……っ⁉』
「行きますよ。ドラコーン殿のところまでご案内致します」
『えっ？そ、それはそのありがたいんだけどね？』
なんで手繋がれてるんだろう⁉
ジャーファルさんには少しは慣れたと思っていたけど、頭が真っ白になって行く。
テンパり過ぎて何も考えられない。そんな僕の耳にドゴッという鈍い音と、ガシャンッという音が響いた。耳というか部屋に。
「「⁉」」
『あ………ごめん』
気付いたら近くにあった花瓶を割ってしまった。
丁度いいところにあったので、ジャーファルさんを殴るよりはマシだろう。と思って殴ってしまった。
『ごめん王サマ。つい。ちょっとビックリして……』
どうしよう……という不安に押しつぶされ、次第に目に涙が溜まる。
いつの間にか手は離されていた。だが距離はそのままだった。
「A⁉お、おい泣かなくてもいいんだぞ？気にしなくていいから！泣くな！な？」
『うぅ〜……』
ズッと鼻をすすり、2人を交互に見ると、ジャーファルさんは一瞬目があったが、すぐに逸らされた。
何故だか耳が赤い。
王サマはこれまたどうしたらいいかわからない顔をしている。
謎の沈黙が数秒流れる。
「ぎゃ〜〜〜〜！！！！」
『「「⁉」」』
「王サマ！シャルが！シャルが大量のナナイロナマコ持って追いかけてくるの！助けて！」
沈黙を破ったのはピスティによる救助要請の声だった。
バンッと扉を開けて、何故か僕の背中に隠れるピスティ。
『ちょっ！ピスティ！あいつに何した⁉』
「ちょっとからかっただけだよ！」
涙目になりながら僕の服をぐいぐい引っ張る。
「ピスティ出て来い！この卑怯者！」
腰に抱きついて離れないピスティに怒鳴るシャルルカンは両手にナマコを握っていて、とてもキモい……
＜=＞＜=＞
長いので次行きますよー
ラッキーアイテム
ヘアバンド
ラッキーカラー
翠！
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sunijy(プロフ) - 竜泉さん» 「私のファンでいてくれる方がいるとは光栄です！応援ありがとうございます。貴女ちゃんとごはん食べてますか？睡眠はとれてますか？」続編の方も出ておりますので宜しければご閲覧下さいねby作者。これからもよろしくお願いします (2017年6月26日 5時) (
レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
竜泉(プロフ) - まだ途中ですが、コメント失礼致します。 “カクテルフルーツ”まで読みました。 どんどん明るく変わっていく夢主ちゃんがとても可愛らしいです、私もジャーファルさん大好きなので、見ていて楽しいです。 更新頑張ってください、応援してます！ (2017年6月26日 1時) (レス) id: 388cb5bae8 (このIDを非表示/違反報告)
sunijy(プロフ) - ランさん» オレを好いてくれて感謝する。そうだ！オレこないだ武官になってこんど任務に行くんだとさ！この作品と共に応援頼む！では、また会おう…… (2017年4月6日 9時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
sunijy(プロフ) - 紫陽花さん» シリアスになるかもしれないし、ならないかもしれないな。なんせこの駄作者が書くんだし！まぁ頑張ってはみる。応援ありがとな (2017年4月6日 9時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - コメント失礼します。1番ってシリアスになるんでしょうか？だったら個人的には1番がいいです。それと自分はクレアが好きです。これから頑張ってください！ (2017年4月5日 23時) (レス) id: 248dd46236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sunijy | 作成日時：2017年2月11日 13時
