アレキサンドリア ページ16
「!!??Aさん本当に宜しいのですか?」
『もちろん決めるのは貴方達だよ?働かせてくれる?』
そう言った瞬間、ジャーファルさんは王サマの胸倉を掴んだ。
「シン!!!!今のちゃんと聴きましたね⁉前向きなご決断を!!!!」
「あ、あぁ、分かった!分かったから揺らさないでくれジャーファル」
「あ、すみません」
パッと手を離すと少々咳き込んだ後、王サマの表情が変わった。
「もちろん嬉しい願いだ。こちらとしても是非頼みたい。だがA、お前はまだこの国の事や国民達の事がよく分かっていない。
もう少し慣れてからでも、遅くはないんじゃないか?」
「シン………」
『…………………』
「と、いう事でジャーファル君!Aにこの国の事を色々知って貰おう!」
「?は、はぁ……ん?まさかシン……」
「Aをエスコートしてやれ!まずは王宮内の案内だな?」
ニヤ、と楽しそうに変わっていく王サマの表情に、ジャーファルさんは肩をすくめた。
『ジ、ジャーファルさん?忙しいんでしょ?僕は1人でも大丈夫だか、ら⁉』
「いえ!是非案内させて下さい!」
いきなりガバッと手を握られ、急いで作ったであろう笑顔を見せる。若干顔が赤く、冷や汗も出てるけどね。
「ほぉ、ノリノリだね〜ジャーファル君?」
「誰のせいですか⁉行きますよAさん」
そう言って扉を開け出て行こうとした彼に静止をかけた。
「Aさん?」
「どうかしたかA?」
僕は王サマの前に跪いた。急な行動に素っ頓狂な顔をする2人。
『ありがとうございます……』
「「⁉」」
『そ、それだけだから!ジャーファルさん行くよ!』
自分の赤くなった顔を隠す為、サッと立ち上がり部屋を出た。
「あ!Aさん待って下さいよ!」
パタパタと追いかけるジャーファルさんに振り返り、部屋を後にした。
さて……これからどんな世界を見せてくれるのか。楽しみだ……!
ラッキーアイテム
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翠!
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sunijy(プロフ) - 竜泉さん» 「私のファンでいてくれる方がいるとは光栄です!応援ありがとうございます。貴女ちゃんとごはん食べてますか?睡眠はとれてますか?」続編の方も出ておりますので宜しければご閲覧下さいねby作者。これからもよろしくお願いします (2017年6月26日 5時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
竜泉(プロフ) - まだ途中ですが、コメント失礼致します。 “カクテルフルーツ”まで読みました。 どんどん明るく変わっていく夢主ちゃんがとても可愛らしいです、私もジャーファルさん大好きなので、見ていて楽しいです。 更新頑張ってください、応援してます! (2017年6月26日 1時) (レス) id: 388cb5bae8 (このIDを非表示/違反報告)
sunijy(プロフ) - ランさん» オレを好いてくれて感謝する。そうだ!オレこないだ武官になってこんど任務に行くんだとさ!この作品と共に応援頼む!では、また会おう…… (2017年4月6日 9時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
sunijy(プロフ) - 紫陽花さん» シリアスになるかもしれないし、ならないかもしれないな。なんせこの駄作者が書くんだし!まぁ頑張ってはみる。応援ありがとな (2017年4月6日 9時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - コメント失礼します。1番ってシリアスになるんでしょうか?だったら個人的には1番がいいです。それと自分はクレアが好きです。これから頑張ってください! (2017年4月5日 23時) (レス) id: 248dd46236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sunijy | 作成日時:2017年2月11日 13時