【マギ ジャーファル】毒使いの好物はみかん

キウイ ページ7

僕は大きな男の人が嫌い。大嫌い。
でも主のおかげで話したり、自分から少し触れる事は出来るようになった。

『はぁ……僕は弱虫だ』

TARGETに助けられ、その手に尻尾を巻いて逃げて来る何て……

『いや、でもシンドバッドも悪い……か？』

ほんと……何であんなのに薬あげたんだろ…？

『まぁ、いいや。明日、明日殺ろう…』

今日は疲れた。
重たくなる瞼にただただ従った。


☆王宮☆
ピスティside

「でねヤム！あの人ったら……」

「シン！何度言えば解るんですか‼貴方が仕事を抜けると文官の仕事が増えるんですよ？休ませようにも休ませられないじゃないですか!」

クドクド……ネチネチ…ウンタラカンタラ…ナンテーロカンテーロ……

「あ、王サマ帰って来てる」

「ジャーファルさんも大変ねぇ」

廊下の真ん中で部下に叱られる王様も凄いけど、王様を叱れるジャーファルさんも凄い。
………何か、忘れて…？

「あ、ねぇヤム……私達って……」

「……………………ハッ！」

「「今日の仕事してない‼」」

「ヤバいよ！早く終わらせないと！」

「ジャーファルさんに殺される！」

二人で青ざめた顔をして、回れ右をした。いや、したかった。

「ピスティ、ヤムライハ？」

ギギギ、とブリキの効果音がなりそうな感じで二人で振り返った。

「「ジ、ジャーファル…さん……」」

すっっごく黒い笑顔を浮かべた鬼いさんが立っていた。目が！目が笑ってないよ！

「は、はろ〜」

「……」

「ひっ！」

ジャーファルさんが急に真顔になった！

「いつになったら”朝”渡した書類”1枚”が終わるんでしょうね〜？えぇ？」

「「い、今すぐ！！！！」」

私達は自室に急いだ。

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