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マンゴー ページ33

辺りは夜が明け、朝焼に染まり始めた。


「シン、連れて来ました」

ジャーファルさんが王室の戸をノックすると、中なか元気なおう!入れ!という返事が返ってきた。

キィ……とジャーファルさんが空けると肘をついて座ってる王サマがいた。

「やぁ、昨晩はどうも?知ってるだろうが俺はシンドバッドだ。まぁ立ち話もなんだし、二人共座りなさい」

ニコニコと僕等を促す王サマに、僕は若干戸惑いを隠せないでいた。

大人しくジャーファルさんの隣に座る。

『で?僕をどうするつもり?言っとくけど仲間の事なんて言わないから』

「構わないよ?」

『…………はぁっ⁉』

キョトンとした顔の王サマに僕は唖然とするしかなかった。
読めない男だ……

「別に拷問をする訳じゃないし、処罰もしない」

『な、何を言って……はぁっ?』

駄目だ何考えてんのか全く解らない……
なんなんだこの男は?
ジャーファルさんは苦笑いを浮かべるだけ。

「君名前は?」

『……聴いてどうする?』

「別に何もしないさ。俺は全女性を愛する」

『……』

「解った。解ったから黙って剣を構えるのを止めようか?」

『チッ』

どかっと座り直す。

「いいじゃないですか名前くらい」

『A……』

「何でジャーファルの言う事は聴くんだよ……」

不服そうにジャーファルさんをジト目で見る王サマ。
そろそろ腹が立って来た僕は舌打ちをした。

『話があるなら早く話して、殺すなら早く殺せ、何もないなら帰る。大事な人が待ってるんだ』

「だから処罰はしないと言ったろ?お前は死ぬには惜しい。どうだ?俺と来ないか?もちろんお前の仲間がいるなら一緒で構わない。仕事もやる、ここは年中人手不足なんだ」

ニヤッと笑う王サマ。

「人手不足なのは本当ですよAさん」

『嘘か本当かはどうでもいい。決めるのは僕じゃない、どうしても僕をここにいさせたいなら主と僕が来たくなるようにするんだね』

そこまで言って立ち上がり窓に向かう。

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設定タグ:マギ , ジャーファル , シンドリア   
作品ジャンル:恋愛
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Sunijy(プロフ) - ユフィさん» ありがとうございます!上手なコメント返しが出来たか解りませんが…これからも頑張ります! (2017年1月24日 19時) (レス) id: b917364329 (このIDを非表示/違反報告)
ユフィ(プロフ) - Sunijyさん» 採用ありがとうございます!そしてアラジンくんコメントありがとう(笑)これからも更新頑張ってください(≧∇≦)/ (2017年1月24日 19時) (レス) id: fb1a49826a (このIDを非表示/違反報告)
Sunijy(プロフ) - ユフィさん» コメントありがとうございます!ラズベリーを採用させていただきます。そんな貴女にはアラジンからのメッセージ!アラ「コメントありがとう!ユフィさん物知りなんだね!これで作者も続きが書けるよ!」 (2017年1月23日 16時) (レス) id: b917364329 (このIDを非表示/違反報告)
ユフィ(プロフ) - こんにちは!Sunijyさん!果物の名前ですが、ラズベリーやオレンジとかはどうですか? (2017年1月23日 16時) (レス) id: fb1a49826a (このIDを非表示/違反報告)
Sunijy(プロフ) - 月下さん» 採用はどんどんしていきますのでリク等もお願いします (2017年1月22日 21時) (レス) id: b917364329 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sunijy x他1人 | 作成日時:2016年12月21日 20時

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