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ウメ 過去編ラストです! ページ30

それから皆に魔法や勉強を教えてもらって僕は強くなった。

月の出ていない夜の屋根を主と駆ける。

『いた……』

僕の大切な母さんを殺した人物は、顔を真っ赤に染めふらふらと千鳥足に歩く。

「あいつで間違いないなシュネル?」

『忘れる訳ない。正真正銘アレだよ』

僕は屋根を飛び降り男の前に着地した。

「ん?あ?何だおめぇ〜?」

『酒臭い……』

鼻を摘んだ僕を不機嫌に睨む男

「おいっ聴いてんのかクソアマ?何なんだおめぇは
……ゴフォッ‼」

『臭い汚い近寄るな』

重力魔法を男にかけ地面に顔面を叩きつけた。

「ぐっ……お、おい、何、なんだ通り魔か?」

『あれ?生きてた?まぁこんなもんで逝かれたら僕の気は治らないけどね』

魔法を解くと、男はすっかり酔いが冷めた様子だ。

目を見開き肩を震わせ指を指す。

「お、おぉおお前、Aか?Aだよな?一体何処に……あ、あれ?」

『さようなら……ルフに還って2度と産まれて来るな』

バシャアァ……

真っ二つに裂けた男だったものを背後に、剣についた血振り払い、雷を落とした。

「見事だ」

『これでいいんだよね?主』

「あぁ、お前はよくやった。さぁ我が家に帰って勉強だトラン語を教えてやろう」

『うん!』

頭に乗る優しく大好きな主の掌。
僕の心はそれだけで満たされる。
母さん、僕はやりましたよ。あの世ではとうさんに会わないでね……

帰り道、僕は魔力の量を考えず消費した為主の背中に乗って帰った。
本当は余裕だけど主が乗れ、というから大人しく甘えた。
主の背中、掌、全て僕は大好きだ。主は男だけど母親といるような気分にさせられる。

重たくなる瞼を僕はそっと閉じたーー……

作者からのお願い※必読→←ブルーベリー



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設定タグ:マギ , ジャーファル , シンドリア   
作品ジャンル:恋愛
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Sunijy(プロフ) - ユフィさん» ありがとうございます!上手なコメント返しが出来たか解りませんが…これからも頑張ります! (2017年1月24日 19時) (レス) id: b917364329 (このIDを非表示/違反報告)
ユフィ(プロフ) - Sunijyさん» 採用ありがとうございます!そしてアラジンくんコメントありがとう(笑)これからも更新頑張ってください(≧∇≦)/ (2017年1月24日 19時) (レス) id: fb1a49826a (このIDを非表示/違反報告)
Sunijy(プロフ) - ユフィさん» コメントありがとうございます!ラズベリーを採用させていただきます。そんな貴女にはアラジンからのメッセージ!アラ「コメントありがとう!ユフィさん物知りなんだね!これで作者も続きが書けるよ!」 (2017年1月23日 16時) (レス) id: b917364329 (このIDを非表示/違反報告)
ユフィ(プロフ) - こんにちは!Sunijyさん!果物の名前ですが、ラズベリーやオレンジとかはどうですか? (2017年1月23日 16時) (レス) id: fb1a49826a (このIDを非表示/違反報告)
Sunijy(プロフ) - 月下さん» 採用はどんどんしていきますのでリク等もお願いします (2017年1月22日 21時) (レス) id: b917364329 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sunijy x他1人 | 作成日時:2016年12月21日 20時

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