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ライチ(レイシ) ページ14

ジャーファルside


「眠ってしまいましたか?」

腕の中で目を閉じる彼女をそっと姫抱きする。

「貴女ちゃんと食べてんですか?」

まぁちゃんとは食べてないでしょうが……
誰に言う訳でも無く、呟いた。
確かに、この人は数多の人々を手にかけシンを狙った。だが私だって元暗殺者だ。しかも筆頭をしていたし……
言葉を交わしたのも今が初めてだが、何故かとても自分と近いものを感じて、救ってあげたい、シンが私にした様に 今度は私が手を差し伸べたい。
そう思った。

シンのところに連れて行く為、彼女を牢から出して、私も出た。
さて、どうする?また抱えるのは構わないが、彼女はどうやら男性が苦手な様だし……運んでる途中に起きられるのも、暴れて怪我でもされたら……


地下の廊下をコツコツと歩きながら頭を捻らせる。

『んぅ……い、いやぁ……で、な、いで……』

「?寝言……?」

『こ……で、来ないで……』

「えっ……?」

”来ないで”。と確かに彼女はそう言った。ただの寝言なのに、何だこの心を不安の沼に引きずり込む様な感じは……?

「えっ⁉」

ピタリと足を止めてこの感情の答えを探すと、不意に彼女の手が私の服を握りしめだした。

『あ、ぁあ……あれ……?』

「目が覚めましたか?」

キョロキョロと周りを見渡す彼女の額に冷や汗が張り付いていた。

「大丈夫ですか?」

魘されていましたよ?と付け加えるとやっと状況を理解したらしい、目が合うと顔が赤くなり、身体が硬くなった。

『とりあえず、降ろしてくれ……頼むから……』

あ、抱えたままで結果進んでいたのを忘れていた。
最低限の力で私を押す彼女の足をそっと床につけた。

『ふぅ……』

「貴女に聴きたい事があります」

そう言うと、だろうな。と言う顔をされた。

「教えてくれますか?貴女が暗殺者をやる理由を……」

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設定タグ:マギ , ジャーファル , シンドリア   
作品ジャンル:恋愛
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Sunijy(プロフ) - ユフィさん» ありがとうございます!上手なコメント返しが出来たか解りませんが…これからも頑張ります! (2017年1月24日 19時) (レス) id: b917364329 (このIDを非表示/違反報告)
ユフィ(プロフ) - Sunijyさん» 採用ありがとうございます!そしてアラジンくんコメントありがとう(笑)これからも更新頑張ってください(≧∇≦)/ (2017年1月24日 19時) (レス) id: fb1a49826a (このIDを非表示/違反報告)
Sunijy(プロフ) - ユフィさん» コメントありがとうございます!ラズベリーを採用させていただきます。そんな貴女にはアラジンからのメッセージ!アラ「コメントありがとう!ユフィさん物知りなんだね!これで作者も続きが書けるよ!」 (2017年1月23日 16時) (レス) id: b917364329 (このIDを非表示/違反報告)
ユフィ(プロフ) - こんにちは!Sunijyさん!果物の名前ですが、ラズベリーやオレンジとかはどうですか? (2017年1月23日 16時) (レス) id: fb1a49826a (このIDを非表示/違反報告)
Sunijy(プロフ) - 月下さん» 採用はどんどんしていきますのでリク等もお願いします (2017年1月22日 21時) (レス) id: b917364329 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sunijy x他1人 | 作成日時:2016年12月21日 20時

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