第八十一話 診察&治療後 ページ6
「あ〜〜疲れた疲れた」
ひっさしぶりに神様っぽい事をしてちょっと疲れてしまった。僕は身体をぐーっと伸ばして深呼吸を軽目に吐いた。
「讙君どうしようかな?」
あんな事言ってお札に封じたはいいものの……
「不喜処にでも就かせるか?」
『ん、あれ?私……何で寝て…?』
ソファーから身を起こして目を擦る彼女笑顔を向ける
「麦ちゃんにいいお知らせがあるよ!」
『いいお知らせ?聴かせて下さい!』
子供のようにはしゃぐ麦ちゃんの目の前にじゃん!と言って讙を封じた札を見せる。
『白澤様。私を封じるつもりでs(「違うからね⁉」…冗談です。何ですか?虎…?」
「君の中にいた妖怪だよ。讙っていうんだ」
『私の中に……?』
「そう」
『一体、どうやって……』
「僕は神獣何だよ?取り出す何てかんたn(『それも気になりますが違います』じゃあ何?」
『どうやって妖怪を私の中に入れたかがわからないんですよ』
「あーそういう事か……それは後で解るよ」
あの闇鬼神が上手くやってればの話だけどな。
『そうですか。てことはあれは現実?』
「何の話?」
『いえ、白澤様が私を背にしてお札を構えてる夢を見たんですよ、貴方が追い出してくれたってことは夢じゃないのかなって』
「⁉起きてたの?」
『いえ、曖昧にしか覚えてなくて……夢じゃないんですよね?』
白「まぁ、そうだね。かっこ良かった?」
『そうですね、かっこ良かったですよ』
白「そうでしょう、そうで……えっ⁉」
『何驚いてんですか?助けてくれた方は誰でもかっこ良く見えるでしょう?もう二度と見えない事を願いますが』
「酷い!」
『それより、鬼灯は、まだ帰ってないんですか?』
「まだ4時間位しか経ってないよ?」
『4時間も!です!追わないと……』
「それは駄目だよ」
『どうして!』
ソファーから立ち上がり、いざ行かん!とする麦ちゃんの腕を掴む。
「危険だよ、何があるかわからない」
握る力を強め、冷静にさせる。今のこの子じゃ行っても何も出来ない。
『貴方万物を知る神様なんでしょ……なら、わからない何てことは…』
俯いてポツポツと話し出す彼女。
「確かに僕は神様だよ?でも未来予知は出来ないんだ」
『………じゃ、しなくていいです!私だけで(白「いい加減にしろ!君は子供じゃないんだ‼」ッ!』
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作者名:sunijy x他1人 | 作成日時:2016年12月7日 18時