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百話記念番外編!!!!酔っ払い麦ちゃん再び参上‼ ページ26

『あ〜〜ははは〜‼』

鬼灯「誰ですか‼麦に酒を飲ませたものは!!??」

頰を染めひたすら笑う彼女の肩を支え怒鳴るが、皆首を傾げるばかり。

遡ること数時間前……

「鬼灯君、麦ちゃん!飲みに行こう‼」

『嫌です』
「仕事は?」

1人は酔った時の気持ち悪さを思い出し、1人は全く興味がない様子。

「いいじゃんたまにはさ〜!ワシが珍しく仕事終わらせたんだよ〜〜?」

『本当に珍しくですね、ミスをしまくった………訳じゃないんですね』

全く狂いのない大王の書類をパラパラ〜と見て感心する彼女に大王は、酷い!と喚く。

「いつもこうだといいんですがね」

「善処します。ね!それより獄卒の皆誘って飲みに行こうよ!」

「チッ)解りました。大王の奢りなら…」
「やった決まり!」

ということがあり、皆それぞれ楽しんでいる。

『あ〜〜ははは〜!ほ〜ずきももっと飲めぇ〜!』

「私は大丈夫ですが、麦はもうやめた方が……」
「まぁまぁ折角のチャンスだぞ〜」

………

「何故お前が此処に……」

白衣の胸倉を掴む鬼灯の額には青筋が立ってある。

「すんません鬼灯さん、シロに誘われたのを白澤様に聴かれてしまって……」

「チッ、で?チャンスってどういう事ですか?」

清酒片手に睨みをきかせる鬼灯に、彼は

「人は酔っ払うと正直だからね、今なら麦ちゃんの秘密とか聴けるかもな」

ニヤッと笑う。

『ひみちゅ〜〜?あ〜〜ははは〜!』

「バカバカしい、麦が隠し事何てしてる筈ありません」

ゴクッと清酒を飲み干してつぎたす。

「あ、そ。じゃあいいよ〜僕が聴くから〜」

鬼灯の膝に頭と両手を乗せてふへぇ、と子供の様に笑う彼女に白澤は近付いた。

「麦ちゃん麦ちゃん!」

『はい〜!麦ちゃんです!』

「麦、飲み過ぎですよ」

『え〜!』

「麦ちゃん無視しないでね⁉君の彼氏は誰?」

『なぁに言ってんの白澤しゃま〜〜ははは〜!鬼灯しかいませんよそんなの……』

「ちょっ、麦!こんな奴相手にしなくてい……」

『ねね聴いて白澤しゃま!鬼灯すっごいだよ!』

「へぇ〜!」

ニヤニヤした顔を鬼灯に向ける白澤に反撃をしたいが、自分の膝の上でゴロゴロと猫の様にする彼女の払い退ける事が出来ない。

結果持っていた升を眉間に投げた。

「いって〜〜‼」

「で?私の何処がすっごいんですか?」

「無視か⁉ってあれ?麦ちゃん?」

『ん〜』

「寝とる……」

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設定タグ:鬼灯の冷徹 , 鬼灯 , ほのぼの?   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:sunijy x他1人 | 作成日時:2016年12月7日 18時

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