言の葉未満2【鬼灯の冷徹】 (ページ16)

今日:13 hit、昨日:15 hit、合計:2,132 hit

第五十一話おにぎりページ16

鬼「さぁ始まりました！今年も頑張って下さい」

獄卒達「は～い」

やる気ない声が…

麦「皆さんシャキッとして下さい！後でおにぎり配りますから」

獄卒達「うおぉぉお！！！！やった！！！！！」

鬼「チッ」
麦「ちゃんと鬼灯のもあるよ^ ^私あんまり手大きくないから握るの大変だったんだから」

鬼「獄卒全員分作ったんですか？」
麦「んなまさか、食堂の方とか、衆合の方に手伝ってもらったんだよ、勿論鬼灯のは私が握ったからね！」

審査員席に座る鬼灯にどうぞ！と言って鬼灯の顔サイズ位のおにぎりをあげる

鬼「これは確かに握るの大変だったでしょうね」
麦「形は丸くなっちゃったけど味は保証するよ！まぁ美味しくないおにぎりはないかもしれないんだけど…」
鬼「麦が作ったものは何でも美味しいです」
麦「ありがと////」

ここまでいい雰囲気だったのに邪魔が…

白「むぅぎちゃ～～ん」
麦「そんな某ジ◯リのおばぁちゃんみたいに呼ばないで下さい」

私は皐月さんの妹じゃない！

白「戻ったのに全然来てくれないから寂しかったよ～」
麦「はいはい分かりましたから抱き着かないで下さい」
白「えぇ～(鬼「麦に触るな」ぶへぇっ！」

金棒で倒された白澤さんに近寄り屈んで

麦「白澤さんにも迷惑掛けました。これお詫びです」

と言って１つおにぎりをあげた

鬼「⁉麦こいつのまで作ったんですか⁉」

何か不機嫌になりかけている鬼灯にイタズラっぽく笑うと察してくれたのか黙ってくれた

麦「白澤さんこれ食べてみて下さい」

満面の笑みで渡すと

白「えぇ僕はおにぎりより麦ちゃん食べたいな～」

とかほざいたので無理矢理口にねじ込んだ
みるみる顔が青白くなって行く白澤さん

麦「美味しいですか？」

白「………………………」

バタン

無言でブッ倒れた。

鬼「麦良く出来ましたね」
麦「いや～前私が酔って寝てる間に鬼灯が白澤さんに馬鹿にされてたって聴いて何かやり返ししたかったんだ」
鬼「ありがとうございます、因みに何入ってたんですかあれ？」

麦「きな粉を黒蜜で丸めた奴を餡子包んでご飯を引っ付ければ出来上がり！」

桃「あんまり内の上司苛めないで下さい」
麦「あ桃太郎さん！お久しぶりですね、おにぎり食べます？」
桃「遠慮しときます」

閻魔「ほらほら競技始まるよ～座って座って」

麦「あじゃ行って来ます鬼灯また後で」

鬼『第1種目借り物競争！』