言の葉未満2【鬼灯の冷徹】 (ページ2)

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第三十七話嵐の前←シリアスじゃないですよ^ ^ ページ2

鬼灯様side

愛菜さんの件以来平和な日々が戻って来たのも束の間で私はもう目を丸めています

鬼「………麦？もう一度」

麦「だから、

桃太郎さんの所に薬を貰いに行く。と」
鬼「駄目に決まってるでしょう？彼処には白豚もいるんですよ？何かあったらどうするんですか」

麦「でも鬼灯はこれから十王の晩餐の準備だから行けないじゃん
今の時間暇なのあんまいないんだよ…」

すっかりタメ口が板について来た麦の爆弾発言
自覚があった訳じゃないですが、仕事馬鹿の私はこう思った

仕事の馬鹿ヤロおぉぉお‼←

おっとキャラ崩壊してる場合じゃない
今にも泣きそうな顔をする麦に？を浮かべる

鬼「どうしたんですか麦？そんな顔しないで下さいよ…」
と言って麦を撫でる
麦「だって…鬼灯があんまり私の事頼ってくれないから…私第二補佐官なのに…」

この前も1人で徹夜してたし…
と付け加える、痛いとこ突いて来ましたね

鬼「はぁ～解りましたよ。でも条件付です」
麦「条件？」
鬼「唐瓜さーん茄子さーん」

と声を出すと廊下の方からタタタッと音が数秒した後バァーン！と扉を開けた茄子さんとおい！と怒る唐瓜さんが来た

2人は私に気づき何ですか？と聴きながら近づいて来た

鬼「急にすみません、今から麦の護衛して来て下さい」
唐&茄「護衛？」
鬼「私は今から晩餐の準備で手が離せないので、麦と一緒に桃源郷に薬を貰いに行って来て下さい」

麦「すみません2人共…今度餡蜜でも奢りますから、ついて来てくれません？鬼灯が許してくれなくて…(苦笑)」

茄子さんは餡蜜という言葉に目を輝かせ快く引き受けてくれました
唐瓜さんは晩餐の方を手伝う事に。茄子さん1人では不安何ですが…

不機嫌な私に気付いた唐瓜さんがコソッと

唐「早く準備終わらして麦御様迎えに行ってあげて下さい」

そう言った