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# 7 ページ8

「なんでそんなに誘拐事件にとっ着くの、橘は」
「え?」

☆バックスで伊緒と梨紗、柚希と橘で帰り道の方向が違うために別れたあと。橙に紺が落ち始める時間帯。
空の色が歪む時間。時空の狭間が歪む時間。世界線が歪む時間。人間も歪む時間。

「いや別に...ただ、気になったから」
「ほう?」
「だって気になんない?革命都市が作られた時の謳い文句覚えてる?」
「なんだっけ」
「『過去最高安全網対策済超能力研究都市』ですよ」
「草」
「なにが『過去最高安全網対策済』だよ犯罪起こりまくりじゃんか!」
「まあしゃあないわな」
「どうしゃあないと言うんだね」
「だって便利だもん、超能力」

ひゅるり、と風が鳴く。

「自分に与えられた力をどう使うかは自由だからね。思考を制限する力は誰も持ってない」
「ん...」
「超能力はいくらでも悪用できる。伊緒だったら炎を建物に廻したり、梨紗だったら植物で街を破壊したり、橘だったら人を痛めつけたり、私だったら...」

柚希は自らの手のひらを見つめながら言った。

「心臓の中に、異物を入れ込んだり」
「こっわ、想像しただけで死にそう」
「...いくら『過去最高安全網』が敷かれていたとしても、それが『網』である限り罪はなくならない。いつ死ぬかわからないこの革命都市で生きている、だから...」
「だから...?」
「...いつ死んでも良いようにコンビニ寄ってお菓子買う」
「...は?」
「橘も行くよね、うん行く、よし一緒に行こう」

一人で勝手に歩き出す柚希を呆れた目で見る橘。
蔑むような目で一言。

「柚希のそういうとこ、好き」
「うん知ってた」
「は?」

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Noel*26(プロフ) - いちごさん» 連コメあざ 頑張って続き書くー頑張るー 伊織じゃねえ伊緒な...(ボソッ (2020年4月23日 21時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ベルガモットと違ってストーリー知らないからワクワクする!伊織ちゃーーん (2020年4月23日 18時) (レス) id: e17064fc66 (このIDを非表示/違反報告)
Noel*26(プロフ) - いちごさん» 更新頻度上げるから目を閉じていてくれ (2020年4月18日 18時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - じゃんじゃん身バレしとるぞコイツ笑笑 ((殴殴蹴蹴ですよw (2020年4月12日 18時) (レス) id: e17064fc66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Noel*26 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年1月28日 1時

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