【進撃の巨人】人殺しの兵士

Episode.30 怒り ページ32

アルミンは少し不安そうな顔をしていた



そんなアルミンにエレンが声をかけた





エレ｢なぁ、アルミン。これはいい機会だと思わねぇか、調査兵団に入団する前によ、この初陣で活躍しておけば俺たちは新兵にしてスピード昇格間違いなしだ｣




アル｢あぁ、間違いない！｣




エレンにそう言われたアルミンの顔は




とても勇ましかった




かっこよくなったね、アルミン





ミーナ｢言っとくけど！今期の調査兵団志願者はいっぱいいるんだからね！｣



トーマス｢さっきはエレンに遅れを取ったけど、今回は負けないぜ！誰が多く巨人を駆れるか勝負だ！｣




エレ｢数をちょろまかすなよ〜｣




そんな会話が飛び交う



いいのだろうか、こんな気持ちで戦闘に挑んでも。




そんなことを考えていると駐屯兵から司令が出た




駐屯兵｢34班、前進！前衛の守衛につけ！｣





エレ｢よし、行くぞ！｣




皆｢おー！｣





エレンの掛け声ともにみんなが動き出す




前進しながらみんながその光景に唖然する




そこへ、




エレ｢奇行種だ！止まれ！｣




突然奇行種が襲ってきた、




なんとか回避したものの





巨人を見れば塔に抱きつく形になっていた




巨人が顔をずらすとそこには





貴｢トー、マス｣




助ける暇もなく巨人はトーマスを飲み込んだ





エレ｢何しやがる！！！｣




エレンは即座に飛び出した





貴｢ダメだよエレン！！｣




そんな私の声も届かずエレンは突っ走る




このままじゃ、また…



グシャッ



貴｢う、うそでしょ｣




エレンが左足を食われた




訓練兵34班のみんなも次々に巨人に邪魔をされる




そして私のところにも巨人がやってきた




貴｢ほんっと、あんたら趣味悪過ぎ。死ね｣




私は巨人に切り掛る



アル｢うわぁぁぁあぁぁあぁあぁぁぁあ｣




アルミンの叫び声




私は巨人を一体倒してアルミンの方へ向かった




貴｢アルミン？！｣




アル｢エ、エレンが、、エレンが僕を救おうとして、食われた｣




貴｢…は？｣




エレンが、食われた？




アルミンは絶望に満ちた顔をしていた



貴｢その巨人はどこに？｣




目の前にエレンを食った巨人はもう居なかった




エレンが、食われた？




あの、エレンが？



だめだ、怒りが込み上げてくる





貴｢…死ね、クソ野郎共｣




アル｢マズい、だめだ！A！｣









＿＿＿＿＿次回｢Episode.31 自己喪失｣

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