芥川くんにはお姉さんが居ます！【文スト】2

惨拾弐 ページ8

龍が『空間断絶』を使ったか。



でも仕方無い、元々勝目がないのに挑むから。



其れに、龍は優しいから説明もしてくれてるね









敦「そんなの...攻撃のしようが...」




芥川「そして僕、約束は守る」









ﾊﾟｸｯ！！









敦「っ...ぅ、あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああっっ！！！！」









それはそうなるか...痛いよね？脚が無くなるのってさ...



まぁ、取れたことないけどね



終わったことだしそろそろ降りようか...







！...あれは、虎！？









芥川「！？...ふっ、そう来なくてはな！」









楽しんじゃってるね。楽しむの佳いけど殺さないで欲しいな



それと...無くなった筈の脚が生えてるのは何故？









敦「グォォォ！！」




樋口「先輩っ！」




芥川「下がっていろ樋口ｯ！

貴様では手に負えぬ！」









疾い...あの動き、虎よりも明らかに...



流石は人虎か、



龍が耐えられているけど...何時までもつか。



虎相手には流石に体術やってないからな〜









芥川「がはっ」




樋口「先輩っ！おのれっ！！」









ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ！







一葉が撃つけど...当たってない？



其れ処か標的にされてる








芥川「何をしている！樋口っ！



ﾁｯ...【羅生門・顎】！」









ｻﾞｼｭｯ！









貴『...生け捕りって云ったのに』








半分に真っ二つ...



こりゃ、生きてないね...







ｻｧｧｧ...







！？、あの虎は虚像！？



へぇ...先刻よりもあの少年の異能力が広がって、私まで範囲に入れたか...









谷崎「【細雪】...！」




芥川「今切り裂いたのは虚像か！


では──────」








後ろを向く芥川。








芥川「ﾆﾔｯ)...【羅生門・叢】！」









あ〜...独断専行ではないよね？



殺さないよね！？



先刻死ななくて佳かったけどさ！！









？「はぁーい、そこまでー！」




貴『！』




芥川「なｯ...」




樋口「貴方は探偵社の...何故此処に！？」





？「美人さんの行動は気になっちゃう質でね

こっそり聞かせて貰ってたのだよ」









あれ、真逆盗聴器？



はァ...一葉を一人で行かせるんじゃなかった



此の計画、最初から見破られていたって事でしょ？









？「ほらほら、起きなよ敦くん〜

私、三人も負ぶって帰るの厭だよ？」





貴『なら、少しは楽にさせてあげますよ？』

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