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《37》 ページ39

乱数「それじゃ、そろそろ帰ろうっ♪」


『帰り、甘い物食べたい...』


幻太郎「Aは甘党なんですね」


『うん!』


帝統「俺も腹減ってきた...」









帝統に苦笑いする。


この人はいつもお腹を空かせている気がする。






幻太郎「貴方、健康そうなのだから臓器を金に変えれば腹を満たすことくらい容易いのでは?」



帝統「んで臓器売るのが前提なんだよ!」



乱数「臓器なんて一つ二つ無くなっても大丈夫だって☆」



帝統「大丈夫なわけあるかー!!」









可哀想にもなるけど、それ以上に幻太郎と兄にいじられている気がする。


本気で怒ってはなさそうだから、いじられるのは彼も満更ではないのかもしれない。


...友達、だからなのかな。









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翌日
予選決勝戦

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「WINNER!FlingPosse!!

予選の結果により、シブヤディビジョン代表はFlingPosseに決まりました!」







乱数「やった〜!

オネーさんたち、応援してくれてありがとね〜♪

ディビジョンラップバトルでも応援してくれたら、ボクたちもっともっと頑張っちゃうよ☆」




「乱数ちゃんおめでと!」


「ディビジョンラップバトルも絶対応援行くねー!!」









ファンからの歓声が上がる。


負けたチームは悔しそうに唇を噛み締めながら、即座に退場した。


予選の決勝戦、最後に落とされたんだから仕方ない。


勝ち残ったステージの上にいる兄たちは、一層輝いて見えた。









『...すごいや...』



乱数「...」









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帰り道

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『やっぱり、にぃにたちは強いや』



乱数「ボクたちは最強のポッセだからね!」



『...次はディビジョンラップバトルだね』



乱数「うん、中王区に入らないといけないから...Aはお留守番だよ?」



『テレビで我慢する』









私が中王区に行けば、きっと無花果たちに捕まって兄に迷惑をかける。


またあそこに戻りたくもない。


あんな...最悪なところ。



まぁとにかく、ラップバトルをする兄たちの勇姿はテレビでしっかり焼き付けておこう。



録画もしておこうかな。

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はる猫Blood(プロフ) - 由美子さん» コメントありがとうございます!そう言って頂いて嬉しい限りです! (2021年3月11日 16時) (レス) id: 29336fe771 (このIDを非表示/違反報告)
由美子 - 可愛すぎて尊い! 私もこの妹の立場にいたらどんなに幸せなんだろ (2021年3月11日 15時) (レス) id: 6fa9dce11e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる猫Blood | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/  
作成日時:2019年2月24日 17時

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