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《23》 ページ25

帝統「楽しいぜ、乱数と幻太郎にも世話になってるしな〜

でもなんで俺のことが羨ましいンだ?」



『んーん、なんでもな〜い』



帝統「そういうはぐらかすとこ、乱数に似てるな...」



『えへ〜ありがとう、だいす〜!』



帝統「褒めてねぇ...」










兄と似ていることは普通に嬉しい。


変なところが似ていたとしても、悪い気がしない。


でも本当に...


本当に帝統が羨ましいく思えて仕方がない。


自由で、魂がキラキラ輝いてて、楽しそうで、生命維持するためのものも何もいらなくて...


私も帝統や幻太郎みたいになりたかった、そう産まれたかった。









帝統「ほら行くぞ」



『...あ、そういえば!

にぃにからおつかい頼まれてるんだった〜

じゃあね!』



帝統「え、あ、おい...Aっ!

っはぁ...乱数が二人いるみたいだぜ...」









足早にその場を立ち去り、帝統からも上手く(?)逃れた。


勿論お遣いなんてもの頼まれてない。


勝手に外に行きたくて家を出たんだもの。


だから、その場限りの嘘だ。


きっと私の嘘はバレバレだったと思うけどね。


今度幻太郎に上手な嘘の吐き方でも習おう。









公園の外縁まで走った。


流石にここまで追ってこないだろう。









『はぁ、あそこに帝統がいるなんて聞いてない...

あ、帝統にラップの練習相手になってもらえばよかったんじゃ...?

今からでも戻って...』



?「...A...か?」



『!

あ、なたは...』



?「A、なのか...?」









...真逆、ここで出くわすだなんて。


ずっと会いたくなかった。


兄のことで会いに行こうとは思っていたけど、それは兄が、兄の命が関わってるから。


私だけなら絶対に会いたくはなかった。


それに、今まで私が生きてるって思ってもなかったくせに。


何をそんなに驚く必要があるの?


ねぇ...









無花果サマ?









────────────────────
──────────

三郎side

──────────
────────────────────









カタカタカタ...カタカタカタ...








「...」








僕は少し気になっていた"ある人"について調べている。


その人には兄妹がいて容姿は双子のように似ている。


中々集まらない情報に"PLUNDERER"を使って調べることにした。









ビビビビビビ








「!...こ、れは」

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はる猫Blood(プロフ) - 由美子さん» コメントありがとうございます!そう言って頂いて嬉しい限りです! (2021年3月11日 16時) (レス) id: 29336fe771 (このIDを非表示/違反報告)
由美子 - 可愛すぎて尊い! 私もこの妹の立場にいたらどんなに幸せなんだろ (2021年3月11日 15時) (レス) id: 6fa9dce11e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる猫Blood | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/  
作成日時:2019年2月24日 17時

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