拾伍 ページ17
─裏路地─
太宰「A、こんな処に呼び出してすまないね」
貴『別に良いよ...って...治、顔の包帯無くなってる』
太宰「嗚呼、織田作が最期取ってくれたんだ...
A...私と一緒に来ないかい？ポートマフィアを一緒に抜け出そう」
貴『え...』
突然何？...抜け出そうって...それってポートマフィアを裏切るって事でしょ？
一体、何があったの？
太宰『...織田作と話をした。"人を救う側になれ"って死ぬ前に云われちゃってさ。君も光の当たる世界にって呼んだんだ』
貴『...治、私は行けない。ポートマフィアに拾われたから恩を仇では返したくないの。
治とは敵になるかもしれないけど...私は治の事好きだから』
太宰「っ...泣かせてくれるよ。最後の最後にそんな言葉をくれるなんて...
私は君を愛してたよ。だから、幹部として...君の上司としての最後の命令聞いてくれるかい？」
貴『ふふ、はい。幹部様』
最後だなんて悲しいこと云わないでよ。
寂しくなる...思えば、本当に治のことは好きだったのかもしれない。だけど...もう遅い。
最後の命令はどんなことをお願いされるのかな？
太宰「私と最後に
貴『！...一応従うけど...私、接吻は初めてだから』
太宰「じゃあ、私が初めて？...ふふ、嬉しいなぁ〜...
でも、優しくしないからね」
貴『うん...良いよ』
治なら良い。接吻はされないようにしてきた。色仕掛けの任務でも...
何時か、本当に好きな人と初めてをあげようと思ってた。けど...治にあげる。
太宰「口、開けて？」
貴『っ、ん！？...んっ、ハァッ、ぁっ』
太宰「っ...んっ...っ、ハァ...」
舌が絡み合う。吸い付くように接吻をされた。こんな感覚は初めてで結構動揺してる。
息の仕方が良く判らない。酸素が頭まで回っていないみたいな頭がボーっとする。
治が止めると、私と治の口許に銀の糸が引かれた。
太宰「...これ以上は流石に拙い...」
貴『？』
太宰「否、其れよりも...私は行くね？」
貴『あ...』
治が私の頭を優しく撫でてくれた。本当に優しく...嬉しくて泣きそうだった。
別れなんてしたくない...
太宰「じゃあ、暫くは無理だと思うけど"また"会おうA」
貴『！...うん、"また"ね。治』
喩え敵だとしても私は会いたい
"また"ね
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はる猫Blood(プロフ) - ハニーさん» 早速治しました！コレからも頑張ります！ (2018年9月19日 22時) (
レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - いえいえ、お役に立てたならば嬉しいです。これからも頑張って下さい。 (2018年9月19日 22時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫Blood(プロフ) - ハニーさん» 判りました！ありがとうございます！ (2018年9月19日 22時) (レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 身長が158でDカップ、それに対して体重が39キロは一寸軽過ぎると思います。せめて44キロはないと割り合わないと思います。 (2018年9月19日 22時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
はる猫Blood(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！！ (2018年9月18日 16時) (レス) id: 414d01be61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる猫Blood | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RcKHYu2S7c1/
作成日時：2018年9月16日 23時
