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無一郎「で?返事は?どっちにするの?勿論僕だよね?」
善逸「まっ、まてよ!こんなやつより俺の方がいいから!」
私を真ん中にまた争い出す2人
『……私、恋なんてしたことが無いから…よく分からないの。でも、何故か2人ともに対しては胸の奥がモヤモヤして、なんか…もっと話したいというか…』
恋が分からないなら、本人にいえばいいと思った私はそのまま伝えてみた
すると2人はじっと私を見ながら「それって…」と声を揃えて言った
善逸「そっ、それが恋なんだよ!ね!ね!」
無一郎「ということはつまり僕のこと好きなんだよね?」
ああ、そうか
これが恋ってやつなんだ
言われて気付いた
これが恋だと気づいた瞬間、私は途端に決断した
答えはこれでいいのだ
『……あのね、返事がしたいの』
無一郎「どっち!?」
善逸「俺だよね!?!?」
ぐっと迫ってくる2人を前に私は冷静になって言う
『…………私はどちらか片方を選ぶことはできません。2人とも大好きだし、だからこそ傷付けたくないの』
「これが私の返事よ」と言うと2人はずっと黙っていた
『どちらかを選ぶことが出来なくてごめんなさい。でも、2人のことは大好きだからこそ決断したのよ、2人ともとても好きよ』
無一郎「……ま、Aが決めたなら僕も賛成する」
善逸「俺もそうする、Aの意見に反対はしないかな」
『よかった、分かってくれて………改めてよろしくね?』
無一郎「今日から僕の彼女だね」
善逸「は?!何言ってんの俺のだし!」
『はいはい今さっき決断したから喧嘩しないの』
また争い出す2人を私が宥めるとすぐに静かになった
ふぅ、と息を漏らすと等突然暖かさを感じた
『………善逸く……っ』
善逸「……善逸、でいい」
善逸くんに抱きしめられた
唐突すぎて、反応が出来なかったけど耳元で善逸くんが呼び捨てで呼んでと言うからその声すらもドキドキしてしまった
『…善逸……?』
善逸「うん、なに?」
『な、なんで抱きしめて…』
善逸「だって大好きだもん。誰よりも…」
しばらく抱きしめられるとゆっくり離してくれた
きっと私の顔はリンゴのように真っ赤だろう
善逸「すごい心臓の音してるよ?可愛いね」
そう言って私の髪にちゅっと口付けをした
『あ、あわ……っ…わっ…』
何もかもが初めてすぎてぷしゅ〜っと倒れ込んでしまった
無一郎「……ねぇ、何してくれんのさ」
善逸「そんなに怒らなくてもよくなーい?」
今日は命日なのかも
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ありさちゃん(プロフ) - みみさん» わー!喜んでもらえて嬉しいです!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - 莉央さん» ありがとうございます! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 作者様と同じ無一郎と善逸なのでもう、一言で表すと最高です!! (2020年1月4日 22時) (レス) id: 97ae3430ef (このIDを非表示/違反報告)
莉央(プロフ) - ただただ一言、マジ神 (2019年12月3日 22時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - miさん» えっえっ!!!ありがとうございます!泣 (2019年11月26日 19時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜莉沙 | 作成日時:2019年11月3日 21時