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#35 ページ37

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彗那月にした理由は姉さんともどの名前にするかも争ったわけで…

姉さんが「彗って字、すごく綺麗でしょう?でも、月って漢字もいいな〜!」とか言って、色んな文字を引っ張り出してきた

結果、私がまとめて今の苗字に

「貴方はこれから彗那月Aよ、わかった?」

『……うん、わかった』

長いこと一緒にいると性格もわかってきて、随分優しく大人しい子だともわかった

カナヲとも歳が近いこともあって姉妹のように仲良くしてた

鬼殺隊に入るように勧めたのはAがここに来てから1年が経とうとした時

私と姉さんが一緒に稽古をしているのを見て先にやり始めたのはAだった

最初はそこら辺に落ちてる木の棒で私達の真似をして棒を振ってたのがいつしか姉さんの刀になっていったのだ

カナエ「すごいわね〜!Aって天才なのかな〜?鬼殺隊に入れちゃうかも!」

なんて姉さんがいうから、鬼殺隊に興味を持ったAが

『鬼殺隊…?楽しい…?』

カナエ「うーん、楽しいものじゃないけど…人を助けることが出来るの!」

『人を助ける…?』

カナエ「そう!私達と同じように、この大きな刀を持って夜に出てくる鬼退治をするのよ〜」

『……人、助けられるなら私も色んな人助ける!』

そう言って、Aは姉さんの勧めで本格的に稽古を始めた

ちゃんと整えた木の棒から、木刀、木刀から真剣へと変わっていった

Aは私達の元で2年ほど稽古をし、11歳の時に最終選別へと向かわせた

無事に帰ってきた時は泣いたっけ

ほとんど無傷で帰ってきたことに関して、本当に強い隊士になれると思った

最初は姉さんの継子になるためだったが、Aが全集中の呼吸の習得が早すぎて、この子は必ず強い隊士になれると判断して次第に継子としてではなく1人の隊士として活動させようという話になった

しかもそれだけではなく、姉さんの花の呼吸から派生させた桜の呼吸というA独自の呼吸までも作り出した

姉さんも私も嬉しかった

それを追うようにとカナヲも隊士になろうと日々努力していった

私も姉さんも認めるほど、Aは強くなった

そして同時に、家族のこともすっかり忘れてしまっていた

家族がいた事は知ってるけど、どんな顔なのかとかも全て忘れたらしい

それからというもの、色んなことがあった

全部、Aや姉さん、カナヲとの思い出だけど唯一Aは家族のことは思い出せないでいた


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めっちゃhitある?!お気に入り欲しいです泣

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ありさちゃん(プロフ) - みみさん» わー!喜んでもらえて嬉しいです!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - 莉央さん» ありがとうございます! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 作者様と同じ無一郎と善逸なのでもう、一言で表すと最高です!! (2020年1月4日 22時) (レス) id: 97ae3430ef (このIDを非表示/違反報告)
莉央(プロフ) - ただただ一言、マジ神 (2019年12月3日 22時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - miさん» えっえっ!!!ありがとうございます!泣 (2019年11月26日 19時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜莉沙 | 作成日時:2019年11月3日 21時

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