検索窓
今日:5 hit、昨日:14 hit、合計:91,682 hit

#17 ページ18

.

匂いだ

私は鼻が利くから、匂いで糸の行先を感じればいい

累「懲りないね」

『私は斬ると決めた以上必ず斬るから…!』

累「やってごらん?」

煽るように笑いながら尚も糸で攻撃し続けてくる

やってやる。やると決めたから、絶対に

『桜の呼吸 壱ノ型 桜吹雪』

よし、やっと呼吸を出せた

累「……桜…」

『まだまだこれから……!』

累「君の攻撃はとても綺麗だ、そんなので僕を倒せるの?」

あんたは下弦の伍だ

十二鬼月を倒したことのある私にとってはこの下弦の伍がどれくらいの強さなのかある程度分かるが、にしても糸が厄介すぎる

次に次にと様々な呼吸を出して詰めて、相手がまずいと思ったときに、頸を斬る

これでいいんだ

『桜の呼吸 弐ノ型 臥龍桜』

累「っ……くそ…」

相手が怯んだ、今だ

壱ノ型と弐の型で詰めてやっと相手が焦ってきた今がチャンスだ

最後の型…!

『桜の呼吸 漆ノかt……っ』

累「……行けると思った?ねぇ、僕の頸斬れると思った?」

ど、どうして…

私、いつの間に………


いつの間に、こいつの糸に私が……っ

『……っ、う…っ…』

累「動くと危ないよ、せっかくの綺麗な肌に余計に傷がつく」

そう言ってそいつは私の頬を触った

私は今、糸で木に貼り付けられている

もちろん、型出そうとしたその一瞬でこの状態になってしまった

痛い

めちゃくちゃ痛い

累「もしかして痛いの?これでも1番緩い糸なんだけど、君が動くからだよ」

動いたら更に糸が食いこんで痛くなる

なら無理に動かない方がいい

私は無理やり糸を解かそうとするのをやめて、じっとする

累「大人しくなったね、やっと僕の言うこと聞いてくれた。……でもその睨みつけた顔は気に食わない」

『っ……さ、わるな……っ』

累「大人しくしてれば可愛いだけなのに。……どうして僕と戦おうなんて思ったの?勝てないのにね」

『……っ』

刀が……私の刀が…あんなところに…

累「君の技はとても綺麗だよ、君と同じように綺麗。……そうだ、いいこと思いついた。僕はあの方によってまたここに戻ってきた、家族はみんな鬼狩りにころされたけど、……Aって言ったっけ?君には僕の家族になってもらう」

『…お前…の家族になんか……っ、なるわけには…っ』

累「僕の頸は斬れやしなかったけど、強かったよ。僕を守ってくれる姉さんにしてあげてもいい。でも、君は姉さんにしては綺麗すぎるから、……どう?僕のお嫁さん」

『…絶対にならない…から…っ』

#18→←#16



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
72人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 夢小説
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ありさちゃん(プロフ) - みみさん» わー!喜んでもらえて嬉しいです!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - 莉央さん» ありがとうございます! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 作者様と同じ無一郎と善逸なのでもう、一言で表すと最高です!! (2020年1月4日 22時) (レス) id: 97ae3430ef (このIDを非表示/違反報告)
莉央(プロフ) - ただただ一言、マジ神 (2019年12月3日 22時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - miさん» えっえっ!!!ありがとうございます!泣 (2019年11月26日 19時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:亜莉沙 | 作成日時:2019年11月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。