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なんやかんやで甘露寺さんの屋敷に着いた
すごく美味しそうな匂いがする
ちょっと待って、伊黒さんの匂いが変わったんだけど…
そう思ってると屋敷の中から、「すごいわ〜!」と元気な声が聞こえた
「「甘露寺/さんだ」」
余計気になるので尋ねることにした
「ごめんくださーい、甘露寺さんいますかー?」
聞こえてるかなぁ、と思いつつ声をかけてみると「はーい!」とまた元気な声が響いた
蜜璃「炭治郎くんじゃない!……あら?伊黒さんもいる、いらっしゃい!」
「上がって上がって!」となんだかルンルンな様子で俺たちを中に入れた
ふと伊黒さんを見るとさっきより表情がほぐれてた
あぁ、なるほど……
甘露寺さんに着いていくと台所にたどり着いた
「あれ、彗那月さん?」
『……炭治郎さん?』
「こんなところで、何してるんですか?」
『え、えっと……』
蜜璃「Aちゃんにね、料理教えてって言われたから教えてたのよ〜!みて!ふろふき大根よ!」
机の上にはドーンッと大量に作られたふろふき大根があった
お、多くない……?誰が食べるの…?
伊黒「これは甘露寺が作ったのか」
蜜璃「ほとんどは私だけど、この辺はAちゃんが作ったのよ!私はたくさん作ったからたくさん食べるのよ!」
伊黒「そうか」
甘露寺さんと伊黒さんが会話してるのを聞いてると伊黒さんはさっきより更に増しで嬉しそうな匂いがした
「この彗那月さんが作ったのって誰が食べるんですか?」
『い、いや……それは……』
蜜璃「無一郎くんよ!」
『ちょっと……!』
時透くん?
なんで、時透くんに?
確かに、蝶屋敷からは時透くんの匂いは僅かにしたけども、彗那月さんと時透くんは……
「え?もしかして恋仲だったりするの?!」
『ちっ、違う、から!』
そこから事情を長々と話された
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「な、なるほど……すみません、変なこと言って……」
『いえ、もう大丈夫です』
相変わらず話しながら作ったふろふき大根を頬張ってる甘露寺さん
伊黒「甘露寺はほんとに食うのが好きなんだな」
甘露寺「だって食べることって幸せじゃない?」
『……ふろふき大根は無一郎の大好物なんですが……甘露寺さんはなんでも食べるので』
「甘露寺さん、作ったふろふき大根もう食べ終わりかけてるけど……彗那月さんのは時透くんに食べてもらうんだよね」
『そのつもりです。不味いって言われないために甘露寺さんに教えてもらったので』
なるほど…料理下手なんだ…
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ありさちゃん(プロフ) - みみさん» わー!喜んでもらえて嬉しいです!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - 莉央さん» ありがとうございます! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 作者様と同じ無一郎と善逸なのでもう、一言で表すと最高です!! (2020年1月4日 22時) (レス) id: 97ae3430ef (このIDを非表示/違反報告)
莉央(プロフ) - ただただ一言、マジ神 (2019年12月3日 22時) (レス) id: 1b4747e0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ありさちゃん(プロフ) - miさん» えっえっ!!!ありがとうございます!泣 (2019年11月26日 19時) (レス) id: 231416c233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜莉沙 | 作成日時:2019年11月3日 21時