推しと同じ事務所なんて聞いてない！【うらたぬき】 (ページ39)

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声優38 ページ39

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なんやかんやありまして、現在自宅にて準備中

ちゃんと渉に借りた服は洗って返さなきゃなって思って、今は洗濯機の中で回ってる()

渉と出かけるなんて、夢なのか。いや現実か

いつも以上に気合が入ってオシャレをしてしまった

似合ってるかは知らん。(

そういえば、待ち合わせは駅前だったっけな

『よし、待たせたくないしそろそろ行こうかな』

鏡の前で最終チェックをして、家を出ようとする

はぁ、緊張する……

私はドキドキしながら家を出て、鍵を閉めた。

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『あ、うらt…間違えた……渉！』

うらた「おーA〜！」

『お待たせ…！待った？』

うらた「ううん、今来たばっかだよ。てかさっきうらたって言いかけた？」

『いっ、いいかけてない！です！』

待ち合わせ場所で無事会えた私たち

くせで名前呼びかけたなんて言えない……

『あ、あのー、出かけるって、具体的にどこに？』

うらた「そうだなぁ、どこがいい？」

『えっ、えーと……あの、でっかいショッピングモール！』

うらた「そこでいいの？」

『う、うん！』

わかった、と言ってショッピングモールを目的として歩き出す

あぁ、私めっちゃリア充感ある

リア充じゃないけどリア充になった気分(？)

渉はもちろんマスクはつけてるけど、もしリスナーに見つかったら……

『……ふぅ……っ、ぐえっ…』

うらた「あ、ごめん」

『ど、どうしたの……』

よそ見して歩いてると前を歩いて急に立ち止まった渉の背中に盛大にぶつかった

変な声もでた

うらた「なんか、俺たち恋人みたいだなぁって思うと急に緊張してさー」

『は、はあ……え？恋人！？』

うらた「しーっ！うるさいよー」

『ご、ごめん！』

でっかい声を出して周りの人の視線を浴びて口を抑えた

恋人、かぁ……

なれたらいいな、なんて。

なれる訳ないけど……だって、渉はうらたさんだから……

うらた「ご、ごめんな。行こっか」

『うん……』

恋人っていいよなぁ、なんて妄想(？)しながらあとを着いて行く。

あぁ、ところどころリスナーさんらしき人が見える

なんていうか、アクキーを付けたりとかしてる子がチラホラ

私も付けてるけど、肝心なのは渉がバレないかということ

バレたら終わり。私のおかげで炎上する

『あ、あのーリスナーさんめっちゃいるねぇ…』

うらた「うん、そうだなぁ。まぁ日常茶飯事だし」

MA☆ＪＩ☆ＫＡ☆ＹＯ☆

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こちらでもどうも！

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