推しと同じ事務所なんて聞いてない！【うらたぬき】 (ページ38)

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声優37 ページ38

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私はその場にずっと固まってた。

いや動けないんだよ…

だって、好きな人と一緒に寝ちゃったよ？

いや、変な意味じゃなくてね？ね？()

渉は朝ごはんを作りに行ったけどさ…私も手伝った方がいいよね…

重い体を動かしてベッドから降りる私

部屋を出ると、キッチンで朝ごはんを作ってる渉がいた

『……渉〜…？』

うらた「ん？どうしたの？」

『手伝ってもいい、かな……』

うらた「大丈夫だよ。てか、もう作り終わっちゃった、簡単なものだけど」

作り終わった朝ごはんをテーブルに置く渉

いい匂いだ、これ本当に簡単なものなの？めっちゃ美味しそうなんですけど！

うらた「ほら、食べていいよ」

『え、あ、ありがとう……渉は食べないの？』

よくテーブルを見ると一人分しか無かった

うらた「俺はあれかな、朝食べない派っていうか。お腹は空くんだけど、食べたらお腹壊すタイプかな〜」

『なんか、Twitterで言ってた、ね』

話をしながら、椅子に座る

『あ…いただきます』

うらた「どうぞ」

『…ん……あれ、美味しい…』

うらた「そう？よかった、割と上手くできたかなって自分でも思ってるw」

推しが作ったご飯を独り占めして食べられる私って……恵まれた子……

あぁ、神様ありがとう……(号泣)

うらた「そういえば、今日暇だよなー。確か、打合せあったはずなんだけど急遽休みになったって言うか」

『なんか連絡入ってましたね』

うらた「暇だから、今日どこか行く？良ければでいいけど」

『いい、ですよ。もちろん。…………え？』

うらた「え？いいの？Aも一旦帰りたいでしょ？先に帰っとく？」

『えっ？え？えー？まってくださ……え？私なんかが渉と一緒に出かけても……』

いいよいいよ、大丈夫。なんて言って笑う渉

いやあなたが大丈夫でも！！私が！！

リスナーさんにバレたらどーすんの！？

そう今すぐにでも大声で叫びたい

『えっと……私で良ければ…ご一緒したいですね……』

うらた「なんで敬語？w」

『だ、だって！』

うらた「とりあえず決定ね。Aは一旦家に帰りな？その服、外でも着ていけるしなんならあげるから。」

『えっ！まっ…えぇ……で、では……朝ごはん食べたら1度帰らせてもらいます…』

うらた「ねー、敬語ダメだよ？俺んち１回泊まらせたんだから、敬語はなし。ね？」

なんなんだ……渉の家に泊まった代償が敬語なしって

まだ優しい方なのか、それともただのドSなのか

にしても、神様ありがとう…！(号泣)