推しと同じ事務所なんて聞いてない！【うらたぬき】 (ページ36)

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声優35 ページ36

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「ただいま〜」

やっとの事で家に帰って来たが、返事がない

まぁ酔ってるもんなぁ…

心配になって、すぐ部屋に向かう

「A？」

『……んー…』

机に伏せてるAがいた。いや、伏せてるというか寝てるな、これ

「Aー、生きてるー？」

『……んん…渉〜…？』

「あ、起きた。ほら、もう眠いならベッドで寝なー？」

『いや〜〜…お酒〜……』

そう言ってまた机に伏せるA。こいつ、やばい。完全に酔っ払ってるわ

せっかく買ってきたんだけどな、冷蔵庫に入れとこ

『……ん…』

よく耳を澄ませると寝息を立てていた

酔っ払って、そのまま寝ちゃったな。

仕方ない、優しい俺がベッドまで運んでやろうか、いやー優しいね俺！すっごい優しい！

「よいしょ、と……」

『………ん…』

軽！？こいつ食ってんのか！？

それくらい軽いし、ていうか好きな人をお姫様抱っこするなんて緊張する。どうしよう。

寝息を立てて寝てるAの寝顔を間近で見てることになってる俺

可愛過ぎない？この子のこと可愛くないって言える目が腐ったやつこの世に居る？いたら殴るよ？いますぐぶん殴る((

「……よし…これでいいかな」

やっとベッドに運んでな毛布をかけてやると、何か夢でも見てるのか微笑むA

「……くっそ……なんなんだよこいつ……どこまでも可愛いな…」

俺は完全にもうAに惚れて溺れてるんだ。

つか、酒くっさ！！

俺酒嫌いだから酔いそうだな

『んー…』

寝返りを打ったと思えば、ベッドに置いてあったポムポムプリンのでっかいぬいぐるみを抱き始めた

はっ、こいつ可愛過ぎない？もう無理()

『…んんっ、ふぇ〜…っくしゅん……』

えまって、くしゃみした

可愛いわ(？)

「っ、たく、……ここにいたら…心臓はりさけそう…しにそう…って、うわっ…！？！」

俺らしくことを言ってしまったなと思いながらも突然腕を引っ張られてそのままベッドの中へ

「…！？」

『んん……暖かい〜……』

ポムポムプリンを投げて(？)俺の腕を抱いて寝てるんだけどなんなん

理性理性

「……っ」

いますぐここから出ないと、俺の理性が切れてとんでもないことをしてしまいそうで仕方なかった

だが、逃げようとしても逃げられない。なんか知らんけど、Aにガッツリしがみつかれてるもんで(

「っ、くそ……っ…このバカ……っ」

自分で顔が赤くなるのを感じながら俺はAの額にキスをした

我ながら恥ずかしいな全く！！