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*キドside*

あれから1週間。
カノとAは前と変わらないくらいに戻っていた。
片方は敬語だが。
それでも一向に記憶が戻る気配はなくて。
そんなことを思いながらAの部屋に向かった。
コンコンッとノックすると「どーぞー」とAは言った。

「悪いな、入るぞ」

「もう入ってるじゃん」と笑いながらA入った。続けて「で、どーしたの?」と聞いてきた。
俺は「少し話がしたくてな」と答える。
そして色々話していたらあっという間に時間が経っていって。
「さて..そろそろ飯の用意でもするか..」と言って立ち上がるとたまたまベットの隅の方に落ちていたノートらしきものを見つけた。
それは日記帳だった。

「おい、日記帳が落ちてたんだが」

「日記帳?あー、そんなところにあったんだ..良かった見つかって。」

「少し見せてもらってもいいか?」

「いいよ。つぼみなら。一緒に見よ」と言って日記帳を開いた。
中を見ると写真つきで1日の出来事が書いてあった。
俺達と遊園地にいったこと、アジトでの起こったことなどが沢山かかれていた。
最後の方のページは真っ白だった。
でもそこからペラッと一枚の写真が落ちた

「ん。写真落ちたぞ。ほら」

「ありがと。なんの写真..ってこれ..なんだろ見覚えがある..」

とじっと見つめる。
まさかだが記憶が戻るかけているのか?
いや..そう簡単に戻るはずは..
なんて思っていたらAは驚いた顔をしながら走って部屋を出た。

「おい!!何処に行く!」

「¨修哉¨のとこ!!!」と言い残して去ってしまった。修哉..まさか、本当に記憶を戻したのか?
でもAは付き合って以来ずっと修哉と呼んでいた
と言うことは..

「ようやく戻ったか」と俺は言って日記帳をそっとおいて部屋を出た

11*《最終話》→←9*



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設定タグ:カゲプロ , 鹿野修哉 , シリアス   
作品ジャンル:アニメ
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あやめん - 面白かったです!記憶喪失ネタ結構好きです(笑)カノ大好き (2018年3月27日 8時) (レス) id: 484bc4ca56 (このIDを非表示/違反報告)
黒川蘭(プロフ) - あやコロさん» おぉー!ありがとうございます! (2016年2月16日 16時) (レス) id: 63d3bc0228 (このIDを非表示/違反報告)
あやコロ(プロフ) - とても面白かったです! (2016年2月16日 13時) (レス) id: 4e9c0725b0 (このIDを非表示/違反報告)
木戸つぼみ(プロフ) - 黒川蘭さん» 更新お待ちしています! (2015年10月21日 20時) (レス) id: 99c6125d9d (このIDを非表示/違反報告)
黒川蘭(プロフ) - 木戸つぼみさん» いえいえ!こんな駄作を見ていただいて本当に感謝です! (2015年10月8日 21時) (レス) id: 63d3bc0228 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒川蘭 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/20030926/  
作成日時:2015年9月21日 15時

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