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二十二話 ページ24

『…一瞬かつあげかと思いましたが、違ったようで何よりです。何か用ですか?冨岡様。』



冨岡「………」





何か甘味でも買おうかと外を歩いていると、突然肩に手を置かれたためその方を見たら…水柱様である冨岡様がいらっしゃった。



だから何の用かと思って声を掛けたんだけど…返事が来ませんね、本当に何の用なのでしょうか。





冨岡「…何処に行くんだ。」



『…?甘味処にでも行って何か食べようかと思いまして…?』





それが一体何だと言うんだ。



…確か師範は冨岡様のことを嫌っている。別にだからと言って僕が態度を変えるわけでは決してないんだけど…余りに話さない人過ぎてどう対応すればいいかが分からない。





冨岡「…そうか。」





…嫌われているとかそういうわけではなさそうだけど…これ以上話していてもどうしようもなさそうだ、とっとと離れるのが良さそうだな。



そう思いながら歩き出すと、何故かそれについてくる冨岡様。





『…冨岡様?どうされました?』



冨岡「…俺も良いか。」



『え、甘味処ですか。別に僕がどうのって言う問題ではないのでお好きにどうぞ…?』





甘味処に行きたかったのか…男の人一人で行くには勇気が居るものなのかもしれない。



…いやそんなことないでしょ、甘味処に行くことくらい普通な気がするんだけど…まあ嫌われていないのなら何でも良いか。





『冨岡様は甘いものがお好きなんですか?』



冨岡「…嫌いではない。」



『へー、ではお好きな食べ物は?』



冨岡「…鮭大根。」



『鮭大根良いですよね、僕も好きです。今度作ろうかな。』



冨岡「…作れるのか。」



『そう見えて料理は得意で。お裾分けしましょうか?』



冨岡「…良いのか?」



『ええもちろん、ちゃんと練習してからお裾分けしますね。』





そう言うと、初めて少しだけ表情を崩して…あ、待って笑ったよ、顔良いなこの人。



相当鮭大根が好きなんだな…元々顔良いのに余計に…笑顔似合うな。





『冨岡様、綺麗なお顔してるんですからもっと笑えばいいのに。』



冨岡「…は、」



『その方が近付きやすいですよ。』





普段は近寄り難い雰囲気ですからね、って言ってもそんなことないって分かったから僕はもう平気だけど。





冨岡「…そうか。」



『はい。』





案外僕って人と話すの嫌いじゃないんだよね。

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人見(プロフ) - フレフレ組尊いさん» なぁにぃ!!!ボクっ娘はありやぞ!!!!!(うるさい)はいごめんなさい、個人の価値観がありますよね(突然の反省) (2020年8月16日 23時) (レス) id: 882ef10c58 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - ボクっ娘はないわぁ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 終わりになっちゃうんですか...?続きが読みたいです。楽しみです! (2020年6月14日 22時) (レス) id: c2d0832e50 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(童磨推し) - 好きです!!続き楽しみに待ってます!!! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみっく(プロフ) - 面白いです!続き読みたいです!お願いします! (2020年5月5日 18時) (レス) id: b641ec771d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星降る夜 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月11日 13時

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