どう足掻こう。「天然系お姫様のせいで退部危機な私」【ハイキュー！！】

理の上に愛はある・２ ページ31

愛理「…で？嘘なんか吐いてどういうつもり？」





愛理は微笑んで及川まりあに近付いた。

わあお怒だね！


途端に及川まりあが「ふぇ…！」と言い出した。





愛理「ああ？お前何でも泣き真似したら許されると思っとんの？
バカやな、ここで言い返さんて事は合ってるて言うてるようなもんやろ」





『ちょ愛理、本性みたいなの出てる』





まりあ「まりあそんな事してなッ…！！」





愛理「ほら泣いてねえ」





及川まりあがしまったという様に目を見開いた。
その時、二口さんがまりあの前に愛理と向き合う様に立った。





まりあ「けんじ先輩……♡」





何かﾊｧﾄ♡ついてる気がするよぉ…ｶﾞｸﾌﾞﾙ


二口さんが及川まりあの方を向いた。






二口「まりあ……何が、してえの…」





まりあ「ふえ…？」





愛理「…にろ、お前……ツンデレ？」





『……二口さん、ちょっとまりあちゃん借りますね』





二口「違ぇよ！！え、あ、おう…」





私は及川まりあの手を引き、半ば強引に体育館から出た。
その最中も及川まりあは、「助けて下さいっ！まりあ和花ちゃんに虐められますっ！」と喚いていた。

誰にも相手にされてなかったけど。





『ねえ。

本当に何がしたいの？何で私を追い出したいの？』





まりあ「まりあの邪魔をしないでよっ！！」





『………邪魔？

…お前さ、人の邪魔してるくせに自分の邪魔はするなって、自己中にも程があるだろ。


お前の掛けた迷惑のせいでチームが負けたらどう責任をとんの？』





及川まりあは嘲笑を浮かべた。





まりあ「はァ？責任？バッカじゃねえの？どこまで良い子ぶってんの？」

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