探偵社の少女は雄英に通うことになりました。 (ページ21)

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20話ページ21

流石、鏡花！
うまく誤魔化せた。働いてるなんて言えないもんね。

麗日「そうなんだ。えらいね。」

緑谷「それにしてもいざ、委員長やるとなると務まるか不安だよ…」

麗日「ツトマル」

飯田「大丈夫さ。緑谷くんのここぞという時の判断力は、“多”をけん引するに値する。だから君に投票したのだ。」

緑谷「じゃあ僕に入ってたもう1票って…」

敦「僕だよ」

緑谷「中島くん！？」

敦「敦でいいよ。昔の僕に似てたからつい応援したくなっちゃって…」

あぁ…敦くんも最初はあんな感じだったね。

麗日「でも、飯田くんも委員長やりたかったんじゃないの？メガネだし！」

メガネは関係ないんじゃ…

飯田「“やりたい”と相応しいか否かは別の話…僕は僕の正しいと思う判断をしたまでだ。」

気になったので隣の鏡花に聞いてみた。

怜「鏡花は誰にいれたの？」

鏡花「八百万。怜は？」

怜「私は飯田くんにいれたよ。」

鏡花「そっか。」

ウウーーーーーーーーー

敦「警報！？」

『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難してください。

怜「セキュリティ3って確か校舎内への侵入…速く動かないと！」

私達はうまく外に抜けることができた。

怜「見たところ報道陣みたいだから、敦くんは校門に行ってなんで入れたか確認して。鏡花は職員室行って状況確認。私は一応資料室行って盗まれてないか見てくる。10分後に職員室前に集合。」

敦,鏡花「了解」

急がないと！
資料室に着くと鍵がかかってたのでヘアピンで開ける。
すると、資料室はめちゃくちゃに荒らされていた。

慌てて確認すると、
怜「ない……」
授業予定の書かれたカリキュラムがなくなってる。
とりあえず10分たつので職員室前に行った。

怜「どう？」

敦「門が粉々に破壊されてた。多分“個性”だと思う。マスコミは相澤先生たちが対処してたから問題ないと思うよ。」

鏡花「生徒は問題なく避難したみたい。食堂はパニックになったけどうまく対処できたって。生徒への危害はなかった。防犯カメラは破壊されてた。」

怜「資料室は荒らされてた。授業予定の書かれたカリキュラムがなくなってたから、盗まれたと思う。騒ぎを起こしたのは盗んだ奴と同じじゃないかな？それと資料室は鍵がかかってたから、転送系の“個性”がいると思う。」

敦「転送系は厄介だね。」